「マイクロリンク」が製造業のDXを推進するクラウドサービス「IoTGO DX」をリリース

tips

2022年1月19日、株式会社マイクロリンクは、新サービス「IoTGO DX(アイオーティーゴーディーエックス)」を発表しました。

マイクロリンクは久野金属工業株式会社と共同で、製造現場の機械の生産性を向上させるクラウドサービス「IoTGO」を開発し、2018年から提供しています。

システム機器にセンサーとIoT端末を設置することで、製造ラインの稼働率、直当たり稼働率比較、稼働時間、サイクルタイムなど様々なデータを自動で取得・集計・分析し、製造現場の生産性向上を支援するものです。

今回発表した新サービス「IoTGO DX」は、「IoTGO」による機械の生産性の向上に加え、ペーパーレス化・品質向上・ノウハウ共有・全業務の進捗の可視化を行うことで、製造現場全体のDXを推進するクラウドサービスです。

製造業におけるデジタル化は、これまで人力で行っていた作業や紙での情報管理などのアナログで非効率的な業務を、AIシステム、ロボット、IoT機器などのテクノロジーを活用することにより改善し、生産性を向上させることを目的としています。

現在製造業においては、生産管理・在庫管理のシステム化・ペーパーレス化、生産ラインへのロボットやAI機器の導入、データ収集・可視化を目的とした既存の施設・機器へのIoT機器の取りつけなどのデジタル化が進んでいます。

また、製造現場ではアナログな計器しか搭載していない機器も多いため、その場合は目視で確認して手作業でデータを記入しなくてはなりませんでした。

不便な環境であることも多く、立った状態や屈んだ状態など、体勢が制限されることもあり、ノートパソコンではデータを記入できないこともあります。これも紙が長く使われていた理由のひとつだと考えられます。

しかし近年ではスマートフォンやタブレットの普及によってデバイスも身軽になったため、製造現場のペーパーレス化も進んでいます。

マイクロリンクは、久野金属工業と共同で、実際の生産ラインでの実地検証を重ね、製造現場における使いやすさを考慮したプロダクト開発を行っていることが特徴的です。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ DX IoT IoTGO IoTGO DX デジタル化 マイクロリンク ものづくり 久野金属工業株 業務効率化 現場 生産性向上 自動化 製造業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業のうちスマート農業の総合推進対策のうち農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討」補助金
農林水産省は、令和6年度「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業のうちスマート農業の総合推進対策のうち農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討」の公募について発表しました。 ロボット技術…
「第10回 ものづくり日本大賞」(応募期間:8/1~10/15)
「第10回 ものづくり日本大賞」のご案内です。 「産業・社会を支えるものづくり」「文化を支えるものづくり」「ものづくりを支える高度な技能」「ものづくりの将来を担う高度な技術・技能」の4分野において、と…
現場DXのためのソリューション「コネクテッドワーカーソリューション」提供の「FairyDevices」が10.2億円調達
2021年2月24日、FairyDevices株式会社は、総額約10億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造・サービス・保守メンテナンス・建築など、様々な現場DXのためのソリュー…
オートロックマンション向け置き配対応化サービス「スマート置き配」などを手がける「ライナフ」が資金調達
2025年3月14日、株式会社ライナフは、資金調達を実施したことを発表しました。 ライナフは、スマートロックブランド「NinjaLock」シリーズの製造・販売、不動産管理ソリューション「ライナフスマー…
施工現場の労務管理システム提供の「SHO-CASE」が2,000万円調達
2022年7月15日、株式会社SHO-CASEは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SHO-CASEは、施工現場の労務管理システム「SHO-CASE」のβ版を2022年7月1…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集