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2017年8月8日 注目のニューススタートアップワールドカップ2018記者会見「世界を目指して欲しい」主催者Fenoxアニス・ウッザマン
世界30か国のスタートアップがプレゼンを行うスタートアップワールドカップ。
前回、日本のユニファ土岐氏が優勝し大きな反響がありました。
今回も日本予選が10月18日(水)に開催されます。
先駆けて主催者のFenox Venture Capitalのアニス・ウッザマン代表、前回優勝者のユニファ株式会社の土岐 泰之氏、審査委員長インフォテリア平野洋一郎氏が8月8日、東京都内で記者会見を行いました。
会見のコメントは下記の通り。
5年分の進歩を一瞬で手に入れた
前回優勝者 ユニファ土岐社長
前回、参加させていただき優勝を頂きましたが、テレビ、新聞などに多数報道いただきました。商談で50件以上の問い合わせがありました。
優勝賞金の1億円(100万ドル)既に受け取っていますが、資金面以外にも海外を含むパートナーとの提携が一気に進みました。
他に目立った効果で言うと、社員の採用です。従来の5倍の採用がありました。スタートアップでは、採用が課題ですが、良い人は取り合いです。採用がしやすくなったという効果がありました。
本来、5年以上かかることが短期間で進みました。スタートアップは、ワン・カンパニー、ワン・インダストリー。つまりテスラ、Uberのように強い1社が1業界になる時代で、グローバルの大競争があります。その中で、このイベントで大きな前進を短期間で得ることができました。
世界のスタートアップをつなげるプラットフォームにしたい
Fenox Venture Capitalアニス・ウッザマン代表
世界のスタートアップをつなげたいというところからこのイベントは始まりました。例えば日本とアフリカをつなげたい。
スタートアップワールドカップをプラットフォームにしたいのです。
優秀者の土岐さん以外の人も資金調達できました。日本は第2次大戦の後に、今の日本を代表する大手企業が生まれました。同じように日本を代表するようなスタートアップが生まれるきっかけになれば良いと思っています。
日本に恩返しがしたい
Fenox Venture Capitalアニス・ウッザマン代表
自分はアメリカ人でシリコンバレーのVCです。その自分がなぜ、日本に注力しているかについてお答えしたいと思います。
自分は、日本の東京工業大学で勉強させてもらいました。つまり日本人の税金で教育をうけさせてもらったということでもあります。今は日本語でこのように普通に話をすることができますが、日本は自分にとって、第二の母国でもあります。
日本の技術は高いものがあり、例えば東工大では、素晴らしく高いレベルの研究をしていました。
しかし、研究のレベルが高くても、世界的なスタートアップは現れていないです。海外の投資家からすると、具体的にビジネスにしていくところが弱いようです。研究所や大学に眠っている技術が引き出せたらいいなと思っています。
また、日本は自分のように日本で教育を受けて、日本語が話せる外国人にとっても、習慣などいろいろな面でハードルが高い面があります。逆に言うと日本という国は中に入れればチャンスがある国とも言えます。
日本の状況、意識、反応は変わってきました。多くのコーポレートベンチャーキャピタル(企業の投資部門)もたくさん出てきていますし、日本のスタートアップの意識改革がはじまっています。
スタートアップワールドカップはそのために貢献できればと思っています。
スタートアップワールドカップについて
スタートアップワールドカップ(http://www.startupworldcup.io/)は、世界のスタートアップエコシステム構築を目指し、イノベーション促進と起業家精神育成をサポートする、Fenox Venture Capital 主催のグローバルイベントです。世界30地域以上で地域予選が行われ、サンフランシスコで開催される決勝大会には世界トップクラスのスタートアップ、VC、起業家、大手企業が集結し、優勝企業には約1億円の投資賞金が贈られます。
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