創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年1月11日未来の自分へ手紙を書くことで自分フルネスを実現する「LetterMe」の事業展開が注目|株式会社LetterMe 西村静香
未来の自分への手紙を書くことで自分フルネスを実現する「LetterMe」の事業で注目なのが、西村静香さんが2022年4月に創業した株式会社LetterMeです。
何かと忙しい現代人、皆さんは今、自分自身の生き方に心から納得できていますか?
大人になるにつれ、様々な役割や立場、責任などがのしかかってくるようになると、つい自分を押し殺して、他者から求められる自分を生きようと頑張ってしまう方も多いのではないでしょうか。
それが長く継続されていくと、どこかでふと「このままで良いのだろうか・・・」と自問するタイミングが来るものです。
生き方が多様になるにつれ、自分自身の未来の選択肢は今以上にどんどん増え続けると考えられます。
自分にうそをつくのではなく「自分フルネス」になることで、それぞれの未来はより良い方向へ展開していくと思います。
自分が心から納得のゆく生き方を実践できる人が増えていけば、おのずとウェルビーイングな社会の実現にもつながるはずです。
誰もが手軽に自分と向き合う習慣を持ち、着実に一歩ずつ自分の心の声に耳を傾けることができるようにするため、自分から自分へのお手紙という形式で「自分フルネス」を実現していこうと取り組むある起業家に、今大きな注目が集まっています。
株式会社LetterMeの西村静香さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
「LetterMe」は、毎月1回翌月の自分宛てに手紙を書くことで、自分フルネスに日々を過ごすことをサポートするサービスです。
手紙のサービスとして連想されるのは、タイムカプセル便のような未来の自分への手紙を保管して返送されるものを想像される方も多いと思いますが、LetterMeはそれとは異なります。
自分自身と向き合う時間を習慣として持つことを一番大事にしているため、カウンセリングやコーチングのように他者を通してではなく、手紙を通して「自分自身」と向き合います。また、毎月1回「LetterTime」(=自分宛てに手紙を書く時間)にオンラインで参加をして頂きます。LetterMeユーザーさんは、この時間でLetterMeのガイドに沿って1カ月を振り返り、翌月の自分に手紙を書きます。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
LetterMeは特に他者と無意識に比較し自分レスネスになりがちなキャリアに迷った時や、ライフイベントの変化で母親・父親になったりと役割が増えた時に利用をして頂きたいです。
自分以外のためにいつも全力で頑張りすぎてしまう経営者の方にもおすすめです。
毎日あっという間に過ぎていく中で、少し立ち止まり、自分の内側の声に耳を傾ける、そんな時間をぜひ取り入れてみて頂ければと思います。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
LetterMeは自分フルネスに生きる人で溢れる社会を実現します。
現代は生き方の選択肢が増え、様々な価値観がある中で、古くからのステレオタイプも依然として残り、人生やキャリア、生き方に迷う人がとても増えています。
だからこそ、自分レスネスから脱却し自分フルネスであることがとても大切です。そのためにLetterMeは、自分と向き合う時間の習慣を届け、一人一人のウェルビーイングを実現します。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
このサービスは、私自身の原体験から始まったサービスです。当初は本当にニーズがあるのか、この形でサポート出来る人がいるのかという不安がありました。でも実際にLetterMeを利用してくれるユーザーさんが増え、ダイレクトに感想をお伺いする中で、サービスの価値を確信することができました。そして、2022年4月に法人化を決意しました。LetterMeユーザーさんの声が、事業を進めていく活力になっています。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
よりたくさんの人に、「自分フルネス」の大切さを、LetterMeを通して伝えていきたいと思います。
ひとり一人が自分フルネスに、自分を大切に生きる先には、周りの人を大切にする温かい関係性、社会が生まれると信じています。まずは、自分から、一番身近な自分を幸せにする。そんなループを、LetterMeを通して、社会に届けていければと思います。
・今の課題はなんですか?
LetterMeはまだまだ社会の中では影響力が小さく、そのためもっとたくさんの方へ「自分フルネス」「LetterMe」を届けていく努力をしているところです。
また、実際に体験しないと、自分宛てに手紙を書くこと=自分フルネスな感覚、を実感できないことも、事業を展開していく中で苦戦しているところです。一度LetterMeをご利用頂くと長く続けてくださるユーザーさんが多いのですが、体験するまでに大きな壁があると感じています。
今年はより多くの体験を届けられるよう、toC、toB両軸で取り組んでいこうと思います。
・読者にメッセージをお願いします。
この記事を見ている方は経営者の方や、これから何か挑戦をしようとしている方が多いと思います。
自分を追い込み頑張りすぎてしまっているなと思う方は、ぜひ一度LetterMeを体験しに来てください。自分レスネスな状態で、自分に厳しく頑張るよりも、自分フルネスで前向きなエネルギーに溢れている状態のほうが、きっとよりよい未来に繋がっていくと思います!私自身も実感しています。
たかが手紙、されど手紙です!笑 ぜひお気軽にお問い合わせください。
会社名 | 株式会社LetterMe |
---|---|
代表者名 | 西村静香(にしむら しずか) |
創業年 | 2022年4月 |
従業員数 | 1名 |
事業内容 | サブスクサービス「LetterMe」の運営 |
サービス名 | LetterMe |
所在地 | 150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2F |
代表者プロフィール | 新卒でパーソルキャリア株式会社に入社、在籍中に国家資格キャリアコンサルタント取得。 約8年勤めたパーソルキャリアを退職後、株式会社uni’que/スタートアップ・アトリエ「Your」より、2020年12月に「LetterMe」をリリース。 2022年4月に株式会社LetterMeを設立し「自分フルネス」の大切さを社会へ発信している。 東京都女性ベンチャー成長促進事業 APT Women6期 |
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | LetterMe ウェルビーイング 女性 自分と向き合う時間 自分フルネス 自分への手紙 自分レスネス 西村静香 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
病気や障害のある子どもの外見ケア・メンタルケア・家族ケア啓蒙の事業展開で注目なのが、石嶋瑞穂さんが2019年に創業した一般社団法人チャーミングケアです。 現在、小児がんなど重い病気で治療と向き合ってい…
2022年7月13日、株式会社リーディングマークは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 リーディングマークは、適性検査クラウド「ミキワメ適性検査」や、一流企業に会える就活サイト「ミキワ…
株式会社ビヨンドは「JDスタートアップラボ」の提供を発表しました。 起業を目指す女子大生(JD)に向けて、「1年間完全無料でサーバー構築・保守・開発サポート」が受けられるサービスです。 女性起業家を支…
2023年1月31日、株式会社menopeerは、「menopeer(メノピア)」のサービス開始を発表しました。 「menopeer」は、LINE通話を通じ、40代・50代女性の、食事・睡眠などの生活…
政府の経済財政諮問会議で塩崎厚生労働大臣は、賃上げに取り組んだ企業への助成金を増額する考えを示しました。 女性の就労拡大には、130万円を超えると社会保険料の負担がネックなっています。 社会保険料の負…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…