注目のスタートアップ

未来の自分へ手紙を書くことで自分フルネスを実現する「LetterMe」の事業展開が注目|株式会社LetterMe 西村静香

未来の自分への手紙を書くことで自分フルネスを実現する「LetterMe」の事業で注目なのが、西村静香さんが2022年4月に創業した株式会社LetterMeです。

何かと忙しい現代人、皆さんは今、自分自身の生き方に心から納得できていますか?
大人になるにつれ、様々な役割や立場、責任などがのしかかってくるようになると、つい自分を押し殺して、他者から求められる自分を生きようと頑張ってしまう方も多いのではないでしょうか。
それが長く継続されていくと、どこかでふと「このままで良いのだろうか・・・」と自問するタイミングが来るものです。

生き方が多様になるにつれ、自分自身の未来の選択肢は今以上にどんどん増え続けると考えられます。
自分にうそをつくのではなく「自分フルネス」になることで、それぞれの未来はより良い方向へ展開していくと思います。
自分が心から納得のゆく生き方を実践できる人が増えていけば、おのずとウェルビーイングな社会の実現にもつながるはずです。

誰もが手軽に自分と向き合う習慣を持ち、着実に一歩ずつ自分の心の声に耳を傾けることができるようにするため、自分から自分へのお手紙という形式で「自分フルネス」を実現していこうと取り組むある起業家に、今大きな注目が集まっています。

株式会社LetterMeの西村静香さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

創業手帳別冊版「創業手帳 人気インタビュー」は、注目の若手起業家から著名実業家たちの「価値あるエピソード」が無料で読めます。リアルな成功体験談が今後のビジネスのヒントになるはず。ご活用ください。

・このプロダクトの特徴は何ですか?

「LetterMe」は、毎月1回翌月の自分宛てに手紙を書くことで、自分フルネスに日々を過ごすことをサポートするサービスです。

手紙のサービスとして連想されるのは、タイムカプセル便のような未来の自分への手紙を保管して返送されるものを想像される方も多いと思いますが、LetterMeはそれとは異なります。

自分自身と向き合う時間を習慣として持つことを一番大事にしているため、カウンセリングやコーチングのように他者を通してではなく、手紙を通して「自分自身」と向き合います。また、毎月1回「LetterTime」(=自分宛てに手紙を書く時間)にオンラインで参加をして頂きます。LetterMeユーザーさんは、この時間でLetterMeのガイドに沿って1カ月を振り返り、翌月の自分に手紙を書きます。

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

LetterMeは特に他者と無意識に比較し自分レスネスになりがちなキャリアに迷った時や、ライフイベントの変化で母親・父親になったりと役割が増えた時に利用をして頂きたいです。
自分以外のためにいつも全力で頑張りすぎてしまう経営者の方にもおすすめです。

毎日あっという間に過ぎていく中で、少し立ち止まり、自分の内側の声に耳を傾ける、そんな時間をぜひ取り入れてみて頂ければと思います。

・このサービスの解決する社会課題はなんですか?

LetterMeは自分フルネスに生きる人で溢れる社会を実現します。

現代は生き方の選択肢が増え、様々な価値観がある中で、古くからのステレオタイプも依然として残り、人生やキャリア、生き方に迷う人がとても増えています。

だからこそ、自分レスネスから脱却し自分フルネスであることがとても大切です。そのためにLetterMeは、自分と向き合う時間の習慣を届け、一人一人のウェルビーイングを実現します。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

このサービスは、私自身の原体験から始まったサービスです。当初は本当にニーズがあるのか、この形でサポート出来る人がいるのかという不安がありました。でも実際にLetterMeを利用してくれるユーザーさんが増え、ダイレクトに感想をお伺いする中で、サービスの価値を確信することができました。そして、2022年4月に法人化を決意しました。LetterMeユーザーさんの声が、事業を進めていく活力になっています。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

よりたくさんの人に、「自分フルネス」の大切さを、LetterMeを通して伝えていきたいと思います。

ひとり一人が自分フルネスに、自分を大切に生きる先には、周りの人を大切にする温かい関係性、社会が生まれると信じています。まずは、自分から、一番身近な自分を幸せにする。そんなループを、LetterMeを通して、社会に届けていければと思います。

・今の課題はなんですか?

LetterMeはまだまだ社会の中では影響力が小さく、そのためもっとたくさんの方へ「自分フルネス」「LetterMe」を届けていく努力をしているところです。

また、実際に体験しないと、自分宛てに手紙を書くこと=自分フルネスな感覚、を実感できないことも、事業を展開していく中で苦戦しているところです。一度LetterMeをご利用頂くと長く続けてくださるユーザーさんが多いのですが、体験するまでに大きな壁があると感じています。

今年はより多くの体験を届けられるよう、toC、toB両軸で取り組んでいこうと思います。

・読者にメッセージをお願いします。

この記事を見ている方は経営者の方や、これから何か挑戦をしようとしている方が多いと思います。
自分を追い込み頑張りすぎてしまっているなと思う方は、ぜひ一度LetterMeを体験しに来てください。自分レスネスな状態で、自分に厳しく頑張るよりも、自分フルネスで前向きなエネルギーに溢れている状態のほうが、きっとよりよい未来に繋がっていくと思います!私自身も実感しています。
たかが手紙、されど手紙です!笑 ぜひお気軽にお問い合わせください。

会社名 株式会社LetterMe
代表者名 西村静香(にしむら しずか)
創業年 2022年4月
従業員数 1名
事業内容 サブスクサービス「LetterMe」の運営
サービス名 LetterMe
所在地 150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2F
代表者プロフィール 新卒でパーソルキャリア株式会社に入社、在籍中に国家資格キャリアコンサルタント取得。
約8年勤めたパーソルキャリアを退職後、株式会社uni’que/スタートアップ・アトリエ「Your」より、2020年12月に「LetterMe」をリリース。
2022年4月に株式会社LetterMeを設立し「自分フルネス」の大切さを社会へ発信している。

東京都女性ベンチャー成長促進事業 APT Women6期
経済産業省・JETRO主催 「始動Next Innovator」7期 シリコンバレー選抜

関連記事
起業後初めての製品作り 企画から在庫管理までの流れを解説
レンタルオフィスでも起業できる?!登記・電話対応・受付・郵便物の受け取りは?レンタルオフィスの選び方とは
起業家の想いが伝わる「土の香り」のする言葉が人の心を動かす。 ロフトワーク創業者・林千晶インタビュー
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ LetterMe ウェルビーイング 女性 自分と向き合う時間 自分フルネス 自分への手紙 自分レスネス 西村静香
創業手帳woman
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

今年創設された「女性活躍推進関連融資」が50社を突破!
平成27年11月17日、日本政策金融公庫は、「地域活性化・雇用促進資金<女性活躍推進関連>」の融資実績が累計50社を突破したことを発表しました。 この制度は、子育てサポート企業として「くるみんマーク」…
埼玉の女性社長比率が6.72% 全国39位
帝国データバンク大宮支店の調べにより、埼玉県内の女性社長比率が平成27年9月時点で6.72%・全国39位だったことがわかりました。 帝国データバンク大宮支店は、埼玉県内の女性の人口比率の低さも一因では…
インターネットを活用した女性起業家支援が続々
インターネットを活用した女性起業家支援サービスが増えてきています。 政府が「1億総活躍社会」の実現のため、女性起業家支援を掲げていることも後押しとなっています。 アドバイザー仲介事業の「ビザスク」は、…
「女性起業家育成セミナー実践編」
平成28年1月7日、株式会社パソナグループは、「女性起業家支援トータルプログラム Ladies Be Ambitious」の「女性起業家育成セミナー実践編」について発表しました。 起業で夢を叶えたい女…
セミパーソナルジム「FLATTE」運営の「ファノーヴァ」が資金調達
2021年11月25日、株式会社ファノーヴァは、資金調達を実施することを発表しました。 OMO型セミパーソナルジム「FLATTE(フラッテ)」を運営しています。 1回370円から通うことができる1対少…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集