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【会場から速報】12/13 KBC Summit 高校生~大学生の6チームが発表 @慶応三田キャンパス

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12月13日に慶應義塾大学・三田キャンパスでKBC Business Leverage3.0 ”KBC Summit”が開催された。

KBC実行委員会とは慶應義塾を中心とした学生起業を促進する学生団体で、起業支援プログラム「KBC Business Leverage」を軸とした活動を行っている。
慶應義塾大学以外の大学生のみならず、高校生にまで広く門戸を広いている。

12/13に行われたKBC Summitは、今年で3年目となり、予選を勝ち抜いた高校生から大学生を含む6チームがエントリーした。

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記念講演には、テラモーターズ徳重社長、クラウドワークス吉田社長、夏野剛氏など著名な起業家・ビジネスマンが多数登壇した。

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また、スポンサーには、弥生、セールスフォース、ユナイテッドなど著名な企業が名を連ね、また三田会など厚い社会人・企業の支援を感じさせた。創業手帳でも制作物の無償提供を行った。

エントリーしたのは下記6チーム
受験の経済格差に焦点を当てた高校生チームが主体となっている「サクプリ」、LGBTの就職に特化したJOBRAINBOWなどの社会問題に焦点を当てた発表が多くみられた。

KBC賞はTEAM MAMIが受賞しシリコンバレー研修を獲得した。

発表チーム

KYWT(サービス名:サクプリ)
メンター三田会賞、野心満々賞を受賞!

 
高校生が無料で受験勉強のサポートを受けられるサービス。
山梨県で田舎が都会に比べ塾などの環境が整備されていないことから着想した。
地域や経済状況で受けられる教育の差をなくすことが目標。
高校生が無料で質問でき、塾が回答する。また、高校生向けのサービスを行う企業からのスポンサード収入を狙う。
仕組みは大学受験版の弁護士ドットコムといえるだろう
山梨の高校生が中心になって作成。開発まで自分たちで行うということで一般リリースが楽しみである。

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JOBRAINBOW

LGBTの就職を支援するサービス
リーダーの東京大学院1年生の星賢人さんが、身の回りのLGBTの方の直面している社会的な壁を見て着想した。
注目を浴びているLGBTに焦点を当ててたサービス。

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TEAM MAMI(ひかりんぐ)
KBC賞を受賞・シリコンバレー研修を獲得!情報産業三田会賞も受賞

1/10がかかる「うつ病」予防のため睡眠の質を上げるためのサービス
発表した高校生の友人がうつ病で苦しんでいることから着想したサービス。
睡眠は光によってコントロールされるため光の照射量に注目している。
「ひかりんぐ」という光量を測定するデバイスを開発し、患者の光量確保を促す。

honyamorakes(アクアポニックス)

高校生の4人のクリエイターチーム。
魚とレタスの栽培を組み合わせて農業の自動化を目指している。家庭菜園キットの販売。

PATIENT STORY
弥生賞・SalesForce.com賞受賞!

がん患者の苦痛を和らげるサービス。親族がガンで亡くなったことから着想を得た。
まずは乳がんに絞っている。
がん患者の疾患状況や医師とのコンタクトをログに残せるサービス。
電子版のがん患者手帳、お薬手帳、患者会に相当するサービスとなっている。

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Patient Storyはがん患者のログを登録できる。プロダクトまでできているチームが多いのも今大会の魅力だ。

Mamma’s
ユナイテッド賞受賞!

子育て同士のママが会ったり情報交換できるアプリ。
働くママがママ友を作りやすいサービスを目指している。
少子高齢化の日本においては、働く女性の支援サービスとしては社会的な意味があるだろう。

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コメント

協賛企業・ユビレジ代表取締役社長 木戸啓太
(ユビレジは日本屈指のレジアプリの会社で協賛企業の木戸氏からコメント)
https://ubiregi.com/ja
7年前自分も参加していました。当時はリアルなサービスが多かったです。
今回の発表を見るとアプリ、SNSが多く、プロダクトのベータ版を作って見せるところまでできるチームが多いのが当時と比べて進化している印象を受けました。

【主催者よりコメント】
KBC実行委員会 代表・仲川 英歩

従来のビジネスコンテストに疑問を呈してはじめたKBC Business Leverageの集大成はKBC Summitです。参加者が三か月かけてブラッシュアップした本気のプロダクトがエントリーされています。皆さま、応援宜しくお願いいたします。

【創業手帳よりコメント】
昨年に続き参加しましたが、今年は特に社会的な問題に焦点を当てたチームが多いように思いました。また身近な人の体験を元にしたサービスが多いのも特徴。特に山梨の高校生が中心になって進めている受験勉強用のプラットフォームの「サクプリ」は、どこまで利用が広がるか楽しみである。

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