Slush Asia 2016出場注目企業!日本発の宇宙開発チーム 「HAKUTO」とは


(提供:HAKUTO)

創業手帳編集部から「Slush Asia 2016」のレポートをお届け。
数ある有望企業の中でも、一際異彩を放つのが、「HAKUTO」。「HAKUTO」は、日本初の、民間による宇宙開発を目指している団体です。そして、Googleがスポンサーの月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に日本から唯一参戦しているチームでもあります。

Q どんなプロジェクトなんでしょう?
HAKUTOは民間初の月面探査プロジェクトです。Google Lunar XPRIZEという国際レースに日本から唯一参加しています。ルールは、民間の資本のみで探査機を月面に送り込み、500メートル以上移動させ、動画などを地球に送信するのを2017年末までに一番早く達成したチームに賞金2000万ドルが贈られます。賞金総額は3000万ドルです。

Q なぜ宇宙を目指すのですか?
今までは宇宙開発は国家によって行われてきましたが、今後は民間も事業としてより活発に行うことになります。

Q 状況を教えてください。
昨年1月にGoogle Lunar XPRIZEの中間賞を受賞し、Top5に入っています。中間賞は、技術的に進んでいるチームを表彰するもので、16チーム中5チームが受賞しています。

Q Google Lunar XPRIZE/XPRIZE財団とは何ですか?
Google Lunar XPRIZEはXPRIZE財団によって運営されている賞金レースです。XPRIZE財団は賞金レースを活用し、人・物・金、そしてアイディアを集め、イノベーションを起こしやすい環境を提供し、産業を活性化させようとしています。

Q 賞金獲得の見込みは?
トップ5なので十分可能性が有ります。月面に降り立てれば、優勝できると思います。

Q 社長のキャリアを教えてください。
日本の大学、アメリカの大学院で航空宇宙工学を学び、その後経営コンサルティング会社で数年働きました。その途中で2足のわらじで宇宙ベンチャーを始め、2013年よりフルタイムでispaceの経営に携わっています。

Q スタートアップ時に苦労した点は何ですか?
資金調達です。


(提供:HAKUTO)

Q どうやって仲間、資金、スポンサーを集めたのですか?
宇宙開発なので、技術は重要なのですが、その前に資金を集める必要があります。そのため、最初はエンジニアを集めず、資金調達の計画の作れる人たちを中心に集めました。当初はそれでもなかなか資金は集まらず自己資金のみで活動していましたが、2013年末にエンジェル投資家に支援いただき、また中間賞受賞によって資金調達も進むようになってきました。

Q 読者へのメッセージをお願いします。
HAKUTOは『「夢みたい」を現実に。』というビジョンを持っています。月面探査というと夢みたいな事ですが、一歩ずつ着実に進める事で実現できるところにあります。このような事を多くの人に伝える事で、それぞれのフィールドで少しずつ挑戦していけば、日本、そして世界がより良い世の中になっていくと信じています。

Q 今後のビジョンや展望を教えてください。
ispaceとしては、人類が宇宙に生活圏を築く世界を作っていくビジョンを持っています。そのために、宇宙に経済圏を作る必要があり、その第一歩として月面での資源開発を手がけようとしています。


(提供:HAKUTO/©日本科学未来館)
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