注目のスタートアップ

腸内細菌叢の乱れを治療する経口IgA抗体医薬を開発する「イグアルファン」が3.1億円調達

company

2026年1月16日、イグアルファン株式会社は、総額3億1000万円の資金調達を発表しました。

イグアルファンは、腸内細菌叢のバランスの乱れ(Dysbiosis)を治療する世界初の経口IgA抗体(免疫グロブリンA)医薬を開発しています。

この医薬品などの開発を通じ、多くの疾病の予防と治療のプラットフォーマーとなることを目指しています。

今回調達した資金は、RCB(Research Cell Bank)作製、製造プロセス開発、分析法開発、​Non-GMP製造などに活用します。


近年の研究により、腸内細菌叢は、感染症、消化管炎症、免疫異常(自己免疫疾患)、神経変性疾患(アルツハイマーなど)と関連することが明らかになってきました。

そのため腸内細菌叢を対象とした医薬品や治療法の開発・実用化が進められています。しかし、従来の抗菌薬は善玉菌まで殺してしまい、プロバイオティクスは定着性が低いなど、腸内細菌叢を選択的に整える手段は存在しませんでした。

IgA抗体は悪玉菌の増殖に必要な代謝酵素の立体構造に作用し、悪玉菌のみを抑制する特性を有しています。しかしその多量体構造ゆえに製造が極めて難しく、医薬化は長年不可能とされてきました。

イグアルファンはこの技術的壁を突破し、高効率なIgA多量体抗体の製造技術と経口投与を可能にする独自技術を確立しました。腸内細菌叢を精密に制御する新しい医薬カテゴリーを切り開き、多様な疾患の予防・治療プラットフォームとなることを目指しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ イグアルファン 医薬品 腸内細菌叢 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2026年最新版】会社設立の流れがわかる!やることリスト完全版 失敗しない手順まとめ
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立はどう進める?費用・流れ・手続きをわかりやすく解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
家族経営で家族に給料を払うとどうなる?個人事業主・法人の違いと節税方法を徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中性原子を用いた量子コンピューターハードウェアの研究・開発を行う「Yaqumo」が7億円調達
2025年8月22日、株式会社Yaqumoは、合計7億円の資金調達を発表しました。 Yaqumoは、量子コンピューターの有力方式のひとつである「中性原子方式」において、世界の研究開発をリードする京都大…
海洋プラスチックや企業から排出される難処理プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組む「REMARE」が資金調達
2024年7月31日、株式会社REMAREは、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は2億1,000万円となりました。 REMAREは、複合プラスチックを内装材・建材に…
宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す「将来宇宙輸送システム」が資金調達
2026年3月18日、将来宇宙輸送システム株式会社は、資金調達を発表しました。 引受先は、大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロントリテイリング株式会社が、イグニション・ポイントベンチャーパート…
ARグラス用ディスプレイや空間認識エンジンを開発する「Cellid」が20億円調達
2025年2月6日、Cellid株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、ARグラス用ディスプレイと空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。 と…
未熟児網膜症治療薬の実用化を目指す「フェリクス」が12.5億円調達
2025年7月1日、株式会社フェリクスは、総額12億5000万円の資金調達を発表しました。 フェリクスは、フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品開発を行う九州大学発のバイオテックスタートアッ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳