注目のスタートアップ

次世代不動産エージェントファーム「TERASS」が31億円調達

company

2025年7月30日、株式会社TERASSは、総額31億円の資金調達を発表しました。

TERASSは、不動産仲介関連サービスを提供しています。

優秀な不動産エージェントが個人として自由な働き方で、顧客に寄りそった仲介サービスを提供できる、次世代不動産エージェントファームを構築しています。

2025年7月時点でエージェントの人数規模は約800名となっています。

今回調達した資金は、AIをはじめとするテクノロジーの強化、金融事業および資産形成関連サービスの拡充、不動産エージェントや本部社員の採用活動、M&Aに活用します。


不動産エージェントは、不動産売買や賃貸などの取引を依頼者に代わってサポートする個人の専門家です。

日本ではこれまで、不動産取引の大半を仲介会社が担ってきました。しかし近年、顧客ファーストのサービスを提供する不動産エージェントへの関心が高まっています。

従来の仲介会社は、社内の利益目標や取引成立自体を優先することが多く、依頼者の最善利益が必ずしも追求されるとは限りません。

一方、個人で活動する不動産エージェントは、実績と口コミにより顧客を獲得するため、依頼者の満足度と利益最大化を念頭に置いたサポートを行うという違いがあります。

また、企業という枠組みに縛られず、自身の裁量で働ける点も不動産エージェントの働き方として大きな魅力です。

ただし、業務を一手に引き受けるぶん、事務作業やバックオフィス業務の負担が増すという課題があります。

そこでTERASSは、クラウドサービスで不動産エージェントの事務業務を効率化するとともに、不動産エージェントの紹介サイト「Terass Offer」による集客支援も提供し、エージェントの活動を多角的にサポートしています。

事業の成長には、戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との連携などが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI エージェント テクノロジー 不動産 仲介 株式会社 資産形成 資金調達 金融
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マンガに特化したAI翻訳技術を手がける「Mantra」が7.8億円調達
2024年6月26日、Mantra株式会社は、総額約7億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社集英社、株式会社小学館、株式会社KADOKAWA、株式会社スクウェア・…
EV充電サービス「WeCharge」を展開する「ユビ電」が10億円調達
2025年7月31日、ユビ電株式会社は、総額10億円の資金調達を発表しました。 ユビ電は、EV充電サービス「WeCharge」、法人向け「WeCharge for Business」、公的機関向け「W…
複業マッチング・プラットフォーム運営の「Another works」が1.6億円調達
2021年4月16日、株式会社Another worksは、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 複業マッチング・プラットフォーム「Another works」を運営・開発し…
SaaSのプリセールス・オンボーディングを支援するツール「Arch by HiCustomer」を提供する「HiCustomer」が資金調達
2022年12月21日、HiCustomer株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 HiCustomerは、SaaSのプリセールス・オンボーディングを支援するツール「Arch by HiC…
英会話学習特化のメタバース「fondi」が1.7億円調達
2022年7月27日、株式会社fondiは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 fondiは、英会話学習特化のメタバース「fondi」を開発・提供しています。 世界中の英語…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集