注目のスタートアップ

高高度ガス気球と気密キャビンによる宇宙遊覧を目指す「岩谷技研」が資金調達

company

2025年6月17日、フォースタートアップス株式会社のグループ会社であるフォースタートアップスキャピタル合同会社は、株式会社岩谷技研への出資を発表しました。

岩谷技研は、高高度ガス気球と宇宙関連技術を開発しています。

高高度ガス気球によって、高度1万8000m~2万5000mを飛行し、地球と宇宙空間を船内から遊覧する宇宙遊覧フライトの実現を目指しています。

また、宇宙を民主化する共創プラットフォーム「OPEN UNIVERSE PROJECT」を主催し、パートナー企業と宇宙遊覧に関する事業や、サービスの共創、情報発信を行っています。


宇宙旅行の実現は、人類にとって長年の夢のひとつです。現在では、さまざまな企業や団体がその実現に向けてプロジェクトを推進しています。

たとえば、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏は、2021年7月20日、自社の弾道飛行用システム「New Shepard」による宇宙飛行を成功させました。

また、宇宙旅行の分野では、イーロン・マスク氏率いるSpaceX社や、前澤友作氏が搭乗した宇宙旅行を企画したスペース・アドベンチャーズ社など、革新的なスタートアップが相次いで成果を上げています。

しかし現状では、これらの宇宙旅行は数千万円規模の費用がかかり、ビジネスとして拡大した後も価格は数百万円程度になると予想されており、基本的には富裕層向けのサービスになるといえます。

そうしたなか、岩谷技研はまったく新しいアプローチによる宇宙旅行サービスの実現を目指しています。高高度ガス気球と気密キャビンを活用することで、訓練や体力を必要とせず、幼児から高齢者まで誰もが参加可能な宇宙体験を、比較的手の届きやすい価格帯で提供することを目標としています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ フォースタートアップス 共創 宇宙 宇宙ビジネス 技術 旅行 株式会社 気球 資金調達 遊覧
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービスを提供する「バヅクリ」が2.5億円調達
2022年11月9日、バヅクリ株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バヅクリは、組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービス「バヅクリ」を提…
子供向けオンラインスポーツ教室「へやすぽ」展開の「PAPAMO」が5,600万円調達
2021年9月27日、PAPAMO株式会社は、総額5,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 子供向けオンラインスポーツ教室「へやすぽ」を運営しています。 家にいながら、鉄棒や球技などの子…
食品ロス削減ボックス「fuubo」提供の「ZERO」と小売向けアウトソーシングサービスを展開する「エイジス」が業務提携
2022年7月10日、ZERO株式会社は、株式会社エイジスと、商品配送・納品や販売機のメンテナンス全般において提携することを発表しました。 ZEROは、食品ロス削減のための無人販売機「fuubo」を展…
駅配サービス「BOPISTA」が実証実験中 所沢駅構内とランエミオ所沢にスマートロッカーを新設
2022年2月24日、株式会社SPACERは、駅配サービス「BOPISTA(ボピスタ)」の実証実験において、所沢駅構内・駅商業施設グランエミオ所沢にスマートロッカー「SPACER」を新設したことを発表…
eラーニング搭載型AIツール攻略メディア「WA2」やAIリスキリング事業などを手がける「アローサル・テクノロジー」が2億円調達
2024年12月25日、アローサル・テクノロジー株式会社(AROUSAL Tech.)は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アローサル・テクノロジーは、AIリスキリング事業や、AIコ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集