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ゼオライト触媒技術の実用化を目指す「iPEACE223」が3億円調達

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2025年6月11日、iPEACE223株式会社は、約3億円の資金調達を発表しました。

iPEACE223は、エチレンからプロピレン製造が可能なゼオライト触媒技術の実用化に向けて、バイオエタノールからプロピレン(化学品原料)やプロパン(燃料)などを製造する触媒の開発と、その触媒を活用したプラントのプロセス設計を行っています。

従来石油化学原料から製造されていたエチレンやプロピレンの原料をバイオマス由来に変えることでCO2排出量削減に貢献します。

2025年中にベンチプラントでの技術実証を開始する予定です。

今回の資金調達を通じ、バイオエタノールを原料としたバイオプロピレン製造技術の実用化に向けた取り組みを加速させます。


プロピレンは石油化学製品において非常に重要な中間原料です。多種多様な石油化学製品や合成樹脂の原料として用いられています。

プロピレンは現代社会において重要な原料である一方で、石油精製やナフサクラッカーから副生されるため化石資源への依存が大きいこと、二酸化炭素の排出やエネルギー消費が多いことといった持続可能性における課題を抱えています。

iPEACE223はこういった課題を解決するため、バイオエタノールからプロピレンやプロパンなどを製造する触媒の開発と、その触媒を活用したプラントのプロセス設計を手がけています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs ゼオライト触媒 バイオエタノール バイオマス プロパン プロピレン 化学 化学品原料 実用化 持続可能性 株式会社 植物由来 石油化学原料 脱炭素化 触媒 資金調達
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