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帰らない日は家賃がかからない住まいを手がける「Unito」が10億円調達

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2025年6月10日、株式会社Unitoは、総額約10億円の資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約20億円となりました。

Unitoは、住んだ日数分だけの家賃システム「リレント」を起点に、帰らない日は家賃がかからない住まい「unito」や、最短即日入居できる部屋探しプラットフォーム「unito」、不動産企業の民泊ブランド立ち上げ支援システム「unito OS」を手がけています。

2020年2月にサービスを開始した「unito」は、2025年6月時点で、会員数7.7万人、運営物件数121棟882室に達しています。

今回調達した資金は、運営物件数の拡大、賃貸・宿泊・顧客情報の一元管理システム「unito PMS」システム開発強化、事業拡大に伴う採用強化、M&Aによる事業拡大に活用します。


住まいは、日々の生活を営むうえで欠かせない存在であり、その立地や設備、周辺環境は暮らしの質やライフスタイルに大きな影響を与えます。

しかし、住居は高額な買い物であるため、多くの人が一か所を生活拠点とすることが一般的です。その結果、理想の暮らし方を選びにくくなったり、ライフスタイルに制限が生じることも少なくありません。

もし住まいをもっと柔軟に選び、必要に応じて住み替えることができれば、こうした制約から解放され、より自由で自分らしい暮らしが実現できるでしょう。

Unitoは、独自の料金システム「リレント」を軸に、複数の事業を展開しています。

「リレント」は、入居者が外泊する日を事前に申請することで、その日数に応じて家賃が減額される仕組みです。Unitoはリレントされた部屋をホテルや民泊として提供し、空室の価値を最大限に活用しています。これにより、入居者には柔軟なライフスタイルを提供しつつ、高稼働率による収益の最大化を実現する新たな住まいの形を提案しています。

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カテゴリ 有望企業
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