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日本のものづくりブランドの承継とその成長に取り組む「forest」が19億円調達

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2025年6月4日、forest株式会社は、エクイティによる総額約19億円の資金調達を発表しました。

今回のシリーズB調達は計35億円~40億円で近日中にクローズする予定です。

forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、そのさらなる成長実現に取り組んでいます。

これまで総額約50億円の資金調達を行い、19件の事業承継を実施しています。

今回調達した資金は、ブランドの承継(M&Aおよび成長投資)、日本・中国における物流インフラの強化、データアナリティクスの推進、専門人材の採用、越境ECへの取り組みに活用します。


EC事業者やD2Cブランドは、独自のアイデアや技術を活かして魅力的な商品を生み出している一方で、人材や資金といったリソースの不足により、思うように事業成長を実現できないという課題を抱えています。

とくにEC事業は、マーケティング、物流、顧客対応など多岐にわたるスキルや運営ノウハウが求められるため、小規模な事業者ではブランドの成長に自社の体制が追いつかず、結果として適切な成長につながらないケースが少なくありません。

こうした課題に対応する手段として、近年では資金・人材・ノウハウを持つ企業が、M&Aによってブランドや事業を引き継ぎ、成長を後押しするビジネスモデルが注目を集めています。

ものづくり企業にとっても、こうした形で事業やブランドを売却することにより、資金を迅速に確保できるだけでなく、それまでブランド運営に費やしていたリソースを取り戻し、新たな挑戦へとつなげることが可能になります。

M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略として重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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