注目のスタートアップ

越境ECショッピングサービスを運営する「SAZO」が7.1億円調達

company

2025年5月23日、株式会社SAZOは、総額7億1000万円の資金調達を発表しました。

SAZOは、越境ECショッピングサービス「SAZO」を運営しています。

AIを活用し、言語・通過・配送・関税などの越境ECの障壁を排除し、ユーザーが国内のECサイトと同じ感覚で海外の商品を購入できるショッピング体験を実現しています。

現在、韓国の商品を取り扱っていますが、今後はサービス提供国を順次拡大し、世界的な越境ECプラットフォームの構築を目指します。

今回調達した資金は、越境ECショッピングサービス「SAZO」の海外市場進出に向けたプロダクト開発、関税・輸送コスト予測システムのBtoBソリューション化、組織体制強化に活用します。


経済産業省の調査によれば、2023年の国内BtoC-EC市場規模は24.8兆円に達し、前年比9.23%の成長を記録しました。また、全体の商取引に占めるECの割合を示す「EC化率」も9.38%まで上昇しており、オンラインショッピングの利用拡大が明らかになっています。

こうしたECの拡大に伴い、海外のショッピングサイトを利用する国内ユーザーも増えています。海外ショッピングサイトには、国内では入手できない商品を購入できることや、国内ショッピングサイトよりも安価に商品を購入できるといった特徴があります。

一方、国際配送に対応していない海外ショッピングサイトでは、購入代行サービスを利用する必要があります。このサービスは、海外で販売されている商品を代理で購入し、輸入手続きをサポートするというものです。

しかし、購入代行サービスには、事業者とのやり取りが煩雑で手間がかかるという課題があります。

そこでSAZOは、購入したいURLを入力することで、為替、関税、配送料、手数料などの情報をAIが判断し、一般的なショッピングサイトと同様の流れで商品を購入できるサービス「SAZO」を展開しています。

今後、韓国以外にも対象国を拡大し、世界的な越境ECプラットフォームの構築を目指しています。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

また、新たな事業に参入するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC eコマース SAZO コマース 日本郵政 株式会社 買い物 資金調達 購入代行 越境 越境EC 通販 韓国
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

既存NFTを活用できるNFTゲームを開発する「Seretan」が1,100万円調達
2022年10月15日、株式会社Seretanは、総額1,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Seretanは、イーサリアムをはじめとした対象となる複数チェーン内すべてのNFTが使用可…
「BearTail」が出張手配・管理システム「Dr.Travel」のβ版をリリース
株式会社BearTailは、「Dr.Travel(ドタクートラベル)」のβ版を2019年7月1日にリリースしたことを発表しました。 「Dr.Travel」は、出張時の航空券やホテルなどあらゆる手配の代…
病院特化型の地域医療連携管理ツール「foro CRM」などを提供する「メダップ」が1.3億円調達
2025年3月12日、メダップ株式会社は、1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メダップは、病院特化型の地域医療連携管理ツールである「foro CRM」と、Web紹介予約システム「…
肉用牛の枝肉形質の生体予測診断サービス「B-som診断」を提供する「ビーフソムリエ」が資金調達
2025年3月24日、株式会社ビーフソムリエは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、一般社団法人AgVenture Lab(あぐラボ)です。 ビーフソムリエは、肉用牛の枝肉形質の生体予測…
次世代型経営管理クラウド「Loglass」提供の「ログラス」が17億円調達
2022年4月20日、株式会社ログラスは、総額17億円の資金調達を実施しました。 ログラスは、次世代型経営管理クラウド「Loglass」を提供しています。 予算策定、予実管理、見込更新、管理会計のデー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集