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独自の球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」をベースとした自律走行システムを開発する「TriOrb」が13.5億円調達

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2025年4月11日、株式会社TriOrbは、総額13億5000万円の資金調達を発表しました。

TriOrbは、独自開発の球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」を基盤に、自律走行および複数台での自律協調搬送システムを開発しています。

今回調達した資金は、技術開発の加速、量産体制の構築、グローバル展開の推進などに活用します。


製造現場や物流現場では、生産性の向上を目指し、自律走行搬送ロボット(AMR)などのロボティクスソリューションの導入が急速に進んでいます。

これまで製造業や物流倉庫では、主要な作業プロセスの自動化はある程度進んでいた一方で、工程間の搬送作業については人手に頼る場面が多く、生産性を高めるうえでの課題となっていました。AMRの活用により、こうした搬送工程の自動化が可能となり、現場全体の効率化が期待されています。

「TriOrb BASE」は、九州工業大学の先進技術をもとに開発された独自設計のロボットハードウェアです。3つの球体と3基のモーターを組み合わせた構造により、あらゆる方向へのスムーズな移動を実現しています。

従来の全方向移動型ロボットと比べて、「TriOrb BASE」は外部環境からの影響を受けにくい走行性能、高精度な位置制御、そして高い耐荷重性能を備えており、次世代のロボティクスの可能性を大きく広げる技術として注目されています。

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