注目のスタートアップ

訪問看護・介護のDXを推進する「CareMaker」が資金調達

company

2025年4月9日、株式会社CareMakerは、資金調達を発表しました。

CareMakerは、訪問看護ステーション「くるむ」事業を通じて培った現場の知見を活かし、業界に特化したSaaS「CareMaker(ケアメーカー)」を開発・提供しています。

2025年に実施したシリーズAラウンドの資金調達以降、「くるむ訪問看護ステーション」複数拠点立ち上げと、「CareMaker」の改良・実装を進めています。

今後、1店舗あたりのさらなる規模化と店舗拡大を図ります。さらに、ケアの質を維持しながら事業スピードを加速させるため、本部・現場間で連携した安定的なサービス提供体制の構築にも注力します。


訪問看護や訪問介護の現場では、サービスの質を左右する重要な要素として、効率的な訪問スケジュールの作成が挙げられます。限られた人的資源を最大限に活かすためには、綿密なスケジュール管理が欠かせません。

しかしながら、スケジュール作成には、訪問先の希望時間、スタッフごとのスキル、移動ルートの最適化といったさまざまな条件を同時に考慮する必要があり、担当者への負担が大きくなりがちです。加えて、こうした業務は複雑で専門性が高いため、特定のスタッフに依存しやすく、属人化やヒューマンエラーのリスクも高まります。

高齢化が進む中で、訪問看護や介護サービスの需要は今後さらに拡大していくと見込まれており、効率化や自動化、省力化は業界全体にとって喫緊の課題となっています。

こうした課題に対応するために開発されたのが、CareMakerが提供するスケジュール自動作成SaaS「CareMaker」です。訪問看護ステーションの運営で培った現場視点をもとに、現場の課題を的確に捉えた設計となっており、業務の効率化に大きく貢献しています。

さまざまな業界でデジタル化などにより業務効率化が進んでいます。創業期は予算の問題から大規模なシステム導入は難しいかもしれませんが、負担の大きな部分をデジタル化することでかなりの負担軽減が可能です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、抜本的なシステム導入には資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウについて詳しく開設しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CareMaker SaaS ケアメーカー スケジュール スケジュール管理 介護 作成 効率化 最適化 株式会社 看護 自動化 訪問介護 訪問看護 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「FRDジャパン」が資金調達へ さらに千葉県富津市にサーモントラウト陸上養殖商業プラントを建設
2023年7月20日、株式会社FRDジャパンは、千葉県富津市においてサーモントラウト陸上養殖商業プラントを建設することを決定したことを発表しました。 また、第三者割当増資と、ブルーサステナビリティファ…
軽量データ構造化AI「INDXエンジン」を開発する「INDX」が1億円調達
2025年9月30日、株式会社INDXは、総額1億円の資金調達を発表しました。 INDXは、軽量データ構造化AI「INDXエンジン」を開発しています。 企業の機密情報を外部に出すことなく、非構造化デー…
体験型セレクトショップ「newme」運営の「テックアット」が中国進出支援事業を展開する「キレイコム」と資本業務提携
2022年11月27日、株式会社テックアットは、株式会社キレイコムと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 テックアットは、“女性の好き”が集まる体験型セレクトショップ「newme(ニューミ…
自治体のDXを推進する「ガバナンステクノロジーズ」が5,500万円調達
2021年9月24日、株式会社ガバナンステクノロジーズは、総額5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 自治体の課題を解決するため、自治体とともに課題の抽出から、解決方法の提案、妥当性の…
有名人からオリジナルボイスメッセージが届くアプリ「ONE RECO」がリリース
2022年3月14日、Appright Entertainment株式会社は、「ONE RECO(ワンレコ)」をリリースしたことを発表しました。 「ONE RECO」は、声優・俳優・アイドル・ミュージ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集