注目のスタートアップ

現場向けリアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供する「ジザイエ」が6億円調達

company

2025年4月8日、株式会社ジザイエは、総額約6億円の資金調達を発表しました。

ジザイエは、リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供しています。

独自のAI映像圧縮技術により、通信環境が不安定な現場でも高精細・低遅延の映像伝送を実現しています。これにより、建設・製造・インフラ・災害復旧など、物理的制約の多い現場での遠隔操作や点検に貢献しています。

今回調達した資金は、「JIZAIPAD」や関連プロダクトの開発体制の強化・量産化、AI圧縮伝送技術の高度化・低遅延化、アジア・北米を中心としたグローバル展開、エンジニア・プロダクト人材の採用強化、建機メーカー・インフラ企業との共同開発プロジェクトの推進に活用します。


建設や土木の分野における遠隔施工、いわゆる遠隔就労は、危険な現場での安全性向上や人手不足の解消に寄与する手段として注目されており、現在その普及に向けた取り組みが進んでいます。

建設・土木の現場は、人手が集まりにくい僻地にある場合も多く、現地での人材確保が大きな課題となっています。こうした現場に遠隔就労の仕組みを導入することで、場所にとらわれず必要な人材を確保できるようになり、作業の質を高めるだけでなく、現場の安全性向上も実現できます。さらに、専門的なスキルを持つ人材による遠隔作業によって、施工品質の向上も期待されます。

しかし、これらの現場作業は繊細な操作が求められるほか、作業者が周囲の状況を正確に把握する必要があるため、一般的なオンライン会議システムでは十分に対応できないという課題を抱えています。

こうした課題に対し、ジザイエは独自の映像伝送技術を活用することで、高精細かつ低遅延のリアルタイム遠隔就労を実現しています。

リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を通じ、建機の遠隔操作、複数道路の遠隔監視、食品工場での遠隔ライン操作などさまざまな遠隔就労を実現し、現場のDXに貢献しています。

さまざまなデジタルツールが登場している現在、企業を成長させるためには、自社に最適なテクノロジーやシステムを導入・活用することが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、こうした設備や生産性向上に向けた投資のためには、資金調達を実施することも必要かもしれません。「資金調達手帳」では、出資や融資に関するノウハウなどを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB エネルギー クラウド データ ノンデスク産業 リアルタイム 土木 就労支援 建設 建設機械 技術 映像 株式会社 現場 製造 製造業 資金調達 通信 遠隔 遠隔操作
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ホテルの適正価格を提示するAIプラットフォームの「空」が資金調達
2019年9月4日、株式会社空は、資金調達を実施したことを発表しました。 ホテルの料金設定を効率化する「MagicPrice」と、無料のホテル経営診断ツール「ホテル番付」を運営しています。 「Magi…
スマホ向けゲーム・アプリ開発の「ワンダープラネット」が資金調達へ
2019年7月2日、ワンダープラネット株式会社は、最大10億円の資金調達を実施することを発表しました。 パズルRPG「クラッシュフィーバー」や、『週刊少年ジャンプ』創刊50周年記念タイトル「ジャンプチ…
SNSを活用した写真教室・教材販売の「CURBON」が8,000万円調達
令和元年7月31日、株式会社CURBONは、8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SNSで多数のフォロワーを持つ写真家を講師とした対面型写真教室の実施や、写真技術のeラーニング講座配…
企業の新規事業・研究開発に特化したテクノロジーリサーチ「Memory AI」を提供する「MEMORY LAB」が9,000万円調達
2024年1月24日、株式会社MEMORY LABは、総額約9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MEMORY LABは、企業の新規事業・研究開発に特化したテクノロジーリサーチ「Me…
次世代型フィットネスジム「LifeFit」を手がける「FiT」が6億円調達
2024年5月28日、株式会社FiTは、京都銀行より6億円(融資枠含む)の資金調達を実施したことを発表しました。 FiTは、次世代型フィットネスジム「LifeFit」を運営しています。 ジムの入会・退…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集