【5/12締切】「大学発ベンチャー表彰2025」応募受付開始

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国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構と共に、表彰イベント「大学発ベンチャー表彰2025」の応募受付を開始したことを発表しました。

「大学発ベンチャー表彰2025」は、大学等の成果を活用して起業した大学発ベンチャーのうち、今後の活躍が期待される優れた大学発ベンチャーを表彰し、とくにその成長に寄与した大学や企業などに文部科学大臣賞、経済産業大臣賞などを授与します。

表彰対象

大学発ベンチャーと併せて、特にその成長に寄与した機関(研究開発成果を創出した大学、支援および協力した企業など)がある場合には、それらの機関も表彰します。

ただし、アーリーエッジ賞については、表彰対象を経営者が40歳未満かつ設立後3年以内の大学発ベンチャーとその支援大学、支援企業を対象とします。

表彰

・文部科学大臣賞
・経済産業大臣賞
・科学技術振興機構理事長賞
・新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞
・日本ベンチャー学会会長賞
・アーリーエッジ賞

募集期間

2025年4月1日(火)~2025年5月12日(月)


近年、大学や研究機関で生まれた研究成果や技術を活用したビジネスが、産業界で注目を集めています。

こうした科学的な発見や革新的な技術をもとに社会課題の解決を目指す技術は「ディープテック」と呼ばれ、その背景にはSDGs(持続可能な開発目標)の推進にともなう社会的関心の高まりがあります。

社会課題の多くは複雑で解決が難しいものですが、大学が有する先端技術には、そうした課題に突破口をもたらす可能性があります。

一方で、アカデミアには研究者のキャリアに関する課題もあります。たとえば、博士課程を修了した後に大学や研究機関で任期付きの職に就くポストドクター(博士研究員)は、不安定な雇用環境のなかで、その能力を十分に活かしきれていないのが現状です。

本来であれば、ポスドクは研究経験を積んだのちに正規の研究職に就くことが期待されていますが、日本では大学院の定員拡大に対し、大学や研究機関のポストが不足しており、また企業側も博士人材の採用に積極的ではないことから、博士課程修了者の就職先が限られているという問題があります。

こうした状況のなかで、大学発ベンチャーは、研究者にとって新たなキャリアパスとなりつつあり、大学、産業界、政府など多くの関係者がその創出に向けて取り組みを進めています。

「大学発ベンチャー表彰」は、JSTとNEDOが主催する表彰制度で、大学などの研究成果を活用した起業や、挑戦的な取り組みを行うベンチャー、さらにはそれらを支援する大学や企業の取り組みを広く顕彰し、大学発ベンチャーの創出と成長をさらに促すことを目的としています。

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