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2025年4月11日「業務改善助成金」

厚生労働省「業務改善助成金」のご案内です。
事業場内最低賃金を引き上げ、設備投資等を行った中小企業に、その費用の一部を助成します。
中小企業で働く労働者の賃金引き上げのための生産性向上の取り組みが支援対象です。
賃上げコース区分 | 助成上限額 |
---|---|
30円コース | 30~130万円 |
45円コース | 45~180万円 |
60円コース | 60~300万円 |
90円コース | 90~600万円 |
現在、企業はエネルギー価格の高騰、物価の上昇、人手不足、環境対応、賃上げなど、さまざまな課題に直面しています。こうした課題に対応するには、限られた経営資源をいかに効果的に活用し、より高い成果を上げていくかが重要であり、「生産性向上」は企業経営において欠かせないテーマとなっています。
生産性を高めるための手段には、新しい設備の導入や人材育成、外部の専門家によるコンサルティングの活用などが考えられます。ただ、こうした取り組みには一定のコストがかかるため、特に中小企業にとっては大きな負担となる場合もあります。
こうした背景から、国や自治体では補助金や助成金制度を通じて企業の取り組みを支援しています。そのひとつである「業務改善助成金」は、生産性向上につながる設備投資を行い、あわせて事業場内の最低賃金を一定額以上引き上げた企業に対して、その設備投資費用の一部を助成する制度です。この制度により、企業は賃上げと生産性向上の両立を図ることが可能になります。
たしかに賃上げは短期的には企業の負担となりますが、経済の持続的な成長には不可欠な取り組みです。とくに現在、日本はデフレ脱却の大きな転換点にあり、このタイミングでの賃上げは長期的な経営基盤の強化にもつながります。政府もこうした流れを後押しするため、賃上げに向けた補助制度の拡充を進めています。
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