創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年3月19日AIによるロボット動作生成によって組立工場の自動化を実現する「CoLab」が3億円調達

2025年3月14日、株式会社CoLabは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。
CoLabは、2024年2月に、組み立て工程を自動化するAIロボットシステム「AI Servo Robot System」をリリースしました。
組み立て工程に欠かせない視覚と触覚、そしてロボット技術と自律型AIを組み合わせることで、高精度な作業自動化を実現するAIロボットシステムです。
AIビジュアルサーボとAIセンシングサーボが高精度で繊細な動作に対応し、ロボットティーチやカメラキャリブレーションを不要としています。
今回調達した資金は、人材採用、製品開発の拡充に活用します。
製造業は国内GDPの約2割を占める基幹産業ですが、少子高齢化による人材不足や国際競争の激化による競争力低下といった課題に直面しています。これらの課題を解決し、製造業を成長させるには、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が不可欠です。
先端技術であるAI、IoT、ロボティクスの導入は、生産性の向上や品質の確保に寄与します。とくに、自律ロボットは効率化や省人化を実現できるため、各製造現場で注目が高まっています。
自動車業界や半導体業界など精密な部品を取り扱う業界の組み立て工程では、熟練の作業員が不可欠です。しかし、人手不足が深刻化している市場では、雇用に課題が生じています。
また、人力の作業では、部品の取り違えや組立時の破損といったミスが発生し、費用や工数の損失につながる可能性があります。
そのため、自動化を実現するロボットのニーズが高まっています。
しかしながら、高精度な作業を自動化できるロボットは高価なため、導入できる現場が限られるという課題があります。
そこでCoLabは、高精度な作業を簡単な指示で学習し、安価な部材で実現するAIロボットシステムを提供し、組み立て工程の自動化に貢献しています。
近年のテクノロジーの発展は、業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。
また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | AI BtoB ものづくり ロボット 工場 工程 技術 株式会社 生成 自動化 自律 製造業 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2018年11月29日、株式会社ミライセルフは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 求職者の性格や価値観などの人柄と会社の社風との相性から求人のマッチングを行う転職サービス…
2021年6月22日、Sansan株式会社は、無人名刺受付システム「Smart 受付」を同日から提供開始したことを発表しました。 「Smart 受付」は、セミナー・展示会などのイベントにおける受付業務…
平成30年6月19日、株式会社メルカリは、東京証券取引所マザーズ市場に上場し、会見を開催しました。 上場初日、株式市場はそのメルカリを1株あたり5300円と評価しました。時価総額は約7172億円で、マ…
2022年12月19日、株式会社レボーンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、エステー株式会社などです。 レボーンは、においセンサー「Obre」や、においセンサーで測定したセンシングデ…
株式会社トランスは、総額約5,000万円の資金調達を発表しました。 将来予測型ピープル・アナリティクス・サービス「TRANS.HR(トランスエイチアール)」(β版)を提供しています。 人材採用において…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

