注目のスタートアップ

AIによるロボット動作生成によって組立工場の自動化を実現する「CoLab」が3億円調達

company

2025年3月14日、株式会社CoLabは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

CoLabは、2024年2月に、組み立て工程を自動化するAIロボットシステム「AI Servo Robot System」をリリースしました。

組み立て工程に欠かせない視覚と触覚、そしてロボット技術と自律型AIを組み合わせることで、高精度な作業自動化を実現するAIロボットシステムです。

AIビジュアルサーボとAIセンシングサーボが高精度で繊細な動作に対応し、ロボットティーチやカメラキャリブレーションを不要としています。

今回調達した資金は、人材採用、製品開発の拡充に活用します。


製造業は国内GDPの約2割を占める基幹産業ですが、少子高齢化による人材不足や国際競争の激化による競争力低下といった課題に直面しています。これらの課題を解決し、製造業を成長させるには、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が不可欠です。

先端技術であるAI、IoT、ロボティクスの導入は、生産性の向上や品質の確保に寄与します。とくに、自律ロボットは効率化や省人化を実現できるため、各製造現場で注目が高まっています。

自動車業界や半導体業界など精密な部品を取り扱う業界の組み立て工程では、熟練の作業員が不可欠です。しかし、人手不足が深刻化している市場では、雇用に課題が生じています。

また、人力の作業では、部品の取り違えや組立時の破損といったミスが発生し、費用や工数の損失につながる可能性があります。

そのため、自動化を実現するロボットのニーズが高まっています。

しかしながら、高精度な作業を自動化できるロボットは高価なため、導入できる現場が限られるという課題があります。

そこでCoLabは、高精度な作業を簡単な指示で学習し、安価な部材で実現するAIロボットシステムを提供し、組み立て工程の自動化に貢献しています。

近年のテクノロジーの発展は、業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI Servo Robot System BtoB ものづくり ロボット 工場 工程 技術 株式会社 生成 組み立て工程 組立 組立工程 自動化 自律 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ネイリストに直接予約できるアプリ提供の「ネイリー」が1.5億円調達
2019年10月8日、株式会社ネイリーは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie(ネイリー)」を提供しています。 ネイリストが投…
スリープテック事業の「ニューロスペース」が1.7億円調達
2019年7月8日、株式会社ニューロスペースは、1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先である、SOMPOホールディングスグループ各社と、高齢者の健康と睡眠の関係についての共…
AIプロダクトの開発・提供やAIの研究開発を行う「JAPAN AI」と「全研本社」が業務提携
2023年8月25日、全研本社株式会社は、JAPAN AI株式会社と業務提携を締結したことを発表しました。 JAPAN AIは、AIプロダクトの開発・提供や、AIの研究開発、AIに関するコンサルティン…
SaaS型のiPaaS提供の「Anyflow」が2,000万円調達
Anyflow株式会社は、2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プログラミング不要で、SaaSとSaaSをつなぐことができる、クラウド・ネイティブiPaaS「Anyflow」を提供し…
有名人に動画メッセージを依頼できる「VOM」運営の「Wunderbar」が5,000万円調達
2022年1月11日、株式会社Wunderbarは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 有名人に動画メッセージを依頼できるエンタメギフトサービス「VOM(ヴォム)」を運営して…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集