創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年2月13日養豚経営支援システム「Porker」を提供する「Eco-Pork」が資金調達

2025年2月10日、株式会社Eco-Porkは、資金調達を実施したことを発表しました。
Eco-Porkは、養豚経営支援システム「Porker」と関連IoT機器を開発・提供しています。
「Porker」は、ICT・IoT・AIによって養豚を改善する養豚経営支援システムです。全自動体重計測AI豚カメラや使用環境を可視化する各種センサーによって養豚生産に関するすべてをデータ化し、生産管理と環境負荷軽減を実現します。
今回の資金調達により、米国進出加速を目的としたプロダクト開発や体制強化に充当します。
その一環として、米国現地法人Eco-Pork America Inc.を設立しています。
畜産は国内の農業総産出額の約3割を占めており、そのうち養豚は約2割の割合を占めています。
人間はタンパク質を外部から補給する必要があるため、食肉は重要な食料として生産が続けられています。
世界的に人口が急増する中で、肉の生産量・消費量も増加しています。
国内の養豚農家は、少子高齢化による人手不足や担い手の減少により年々減少しており、2022年には全国で3,590戸(前年比260戸減)となりました。一方で、1戸あたりの飼養頭数は増加し、養豚の大規模化が進んでいる状況にあります。
こうした中、養豚業を含む畜産業では、効率化を図りながら環境負荷を低減し、持続的な生産を行っていく仕組みづくりが求められています。
とくに養豚業では、豚の体重測定が重要な課題となっています。養豚では重量が重くなるほど単価は上がりますが、一定の体重を超えると単価が下がってしまいます。そのため、しっかりと体重を把握し、適切なタイミングで出荷する必要があります。
しかし相手は生き物であるため、体重測定には労力が必要であるほか、豚にもストレスがかかり価値が落ちてしまうという課題があります。そのため、手軽に体重を測定したいというニーズがあります。
これは国内だけでなく世界でも同様の課題であり、Eco-Porkはこの課題に対処するため、、養豚経営支援システム「Porker」を展開しています。
企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | AI ICT IoT カメラ システム センサー 可視化 支援 株式会社 環境負荷 生産 生産管理 米国 経営 計測 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年12月23日、株式会社エビリーは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YouTubeを中心とする動画プラットフォーム上のデータベース・分析ツール「kamui tr…
2024年1月23日、Freecracy株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、PKSHA Technology Capitalと松尾研究所傘下のMK Capitalが運営する…
2022年3月1日、Rsmile株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 2020年11月9日と2021年8月2日にも資金調達を発表しており、今回の調達により累計調達額は1億6,000万円と…
2022年12月12日、チエル株式会社は、キヤノンITソリューションズ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 チエルは、学校教育ICT専業メーカーとして、ICTを活用した教材やシス…
2025年10月28日、Cataris株式会社は、総額5000万円の資金調達を発表しました。 Catarisは、化学・素材産業向けにAIエージェントを開発しています。 AIエージェントが素材の特徴を解…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

