注目のスタートアップ

養豚経営支援システム「Porker」を提供する「Eco-Pork」が資金調達

company

2025年2月10日、株式会社Eco-Porkは、資金調達を実施したことを発表しました。

Eco-Porkは、養豚経営支援システム「Porker」と関連IoT機器を開発・提供しています。

「Porker」は、ICT・IoT・AIによって養豚を改善する養豚経営支援システムです。全自動体重計測AI豚カメラや使用環境を可視化する各種センサーによって養豚生産に関するすべてをデータ化し、生産管理と環境負荷軽減を実現します。

今回の資金調達により、米国進出加速を目的としたプロダクト開発や体制強化に充当します。

その一環として、米国現地法人Eco-Pork America Inc.を設立しています。


畜産は国内の農業総産出額の約3割を占めており、そのうち養豚は約2割の割合を占めています。

人間はタンパク質を外部から補給する必要があるため、食肉は重要な食料として生産が続けられています。

世界的に人口が急増する中で、肉の生産量・消費量も増加しています。

国内の養豚農家は、少子高齢化による人手不足や担い手の減少により年々減少しており、2022年には全国で3,590戸(前年比260戸減)となりました。一方で、1戸あたりの飼養頭数は増加し、養豚の大規模化が進んでいる状況にあります。

こうした中、養豚業を含む畜産業では、効率化を図りながら環境負荷を低減し、持続的な生産を行っていく仕組みづくりが求められています。

とくに養豚業では、豚の体重測定が重要な課題となっています。養豚では重量が重くなるほど単価は上がりますが、一定の体重を超えると単価が下がってしまいます。そのため、しっかりと体重を把握し、適切なタイミングで出荷する必要があります。

しかし相手は生き物であるため、体重測定には労力が必要であるほか、豚にもストレスがかかり価値が落ちてしまうという課題があります。そのため、手軽に体重を測定したいというニーズがあります。

これは国内だけでなく世界でも同様の課題であり、Eco-Porkはこの課題に対処するため、、養豚経営支援システム「Porker」を展開しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Eco-Pork ICT IoT Porker カメラ システム センサー データ化 体重 可視化 支援 株式会社 環境負荷 生産 生産管理 米国 経営 計測 資金調達 養豚
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

乳幼児向けD2Cライフスタイルブランド「the kindest」を展開する「MiL」が5.5億円調達
2023年1月13日、株式会社MiLは、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MiLは、D2Cライフスタイルブランド「the kindest(カインデスト)」を展開しています…
ゲーム配信プラットフォーム「Mirrativ」を運営する「ミラティブ」が34億円調達
2022年11月16日、株式会社ミラティブは、総額34億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ミラティブは、ゲーム配信プラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」を運営しています。 PCな…
美容従事者向け複合型シェアサロン「SALON VILLAGE」運営の「WBP」が資金調達
2021年11月15日、株式会社WBPは、資金調達を実施したことを発表しました。 美容従事者(美容師、ネイリスト、アイリスト、エステティシャン)向けの複合型ビューティーシェアサロン「SALON VIL…
IoTタンクトップ「hamon」を開発するミツフジが30億円調達!
平成29年7月31日、ミツフジ株式会社は、総額30億円の資金調達を実施しました。 IoTウェアの「hamon」を開発しています。 着用者の心電、心拍、筋電 、呼吸数、加速度、ジャイロ、温度、湿度などの…
スマート充放電管理サービスやGHG排出量可視化・削減策シミュレーションサービスを手がける「アークエルテクノロジーズ」が2.25億円調達
2024年3月6日、アークエルテクノロジーズ株式会社は、総額2億2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アークエルテクノロジーズは、スマート充放電管理サービス「AAKEL eFleet…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集