【農林水産省】「国内肥料資源利用拡大対策事業のうち国内肥料資源活用総合支援事業」2次公募

subsidy

農林水産省は、「国内肥料資源利用拡大対策事業のうち国内肥料資源活用総合支援事業」(令和6年度補正予算(第1号))の第2次公募について発表しました。

海外からの輸入原料に依存した肥料から、堆肥や下水汚泥資源等の国内資源を活用した肥料への転換を進める取組等を支援します。

事業内容

(1)国内肥料資源活用施設総合整備支援
海外からの輸入原料に依存した肥料から、堆肥や下水汚泥資源等の国内資源を活用した肥料(国内資源由来肥料)への転換を進めるため、事業実施主体がこれら国内資源を活用する際に必要となる施設等の整備を支援する。

(2)国内肥料資源活用総合推進支援
海外からの輸入原料に依存した肥料から、国内資源由来肥料への転換を進めるため、事業実施主体がこれら肥料やその原料の供給又は利用を拡大する取組を支援する。

(3)国内肥料資源活用推進事業
(1)又は(2)の事業の適切かつ円滑な実施を図るとともに、事業効果を十分に発揮させるため、都道府県協議会による(1)又は(2)の事業実施主体への助言や各種手続の事務、取組の実施確認等、当該事業の適切かつ円滑な実施に必要な取組を支援する。また、都道府県協議会による施肥基準の見直しに向けた調査や関係事業者間の連携づくり等の国内資源由来肥料への転換を進める取組を支援する。

(4)国内肥料資源流通促進支援
国内資源由来肥料の流通を促進するため、事業実施主体による肥料原料供給事業者、肥料製造事業者、肥料利用者間のマッチング等、全国的な取組推進に必要な取組を支援する。

(5)国内外の肥料原料価格の動向等調査
国際市況や原料産出国の輸出に係る動向の影響を把握するため、国内外の肥料原料価格の動向調査等の取組を支援する。

(6)肥料価格急騰時の影響緩和対策
肥料原料価格が急騰し、肥料小売価格の急騰が見込まれる場合は、化学肥料の使用量の低減等に向けて取り組む農業者に対し、影響緩和対策を実施する。

公募期間

2025年2月3日(月)~2025年2月21日(金)17:00


日本の食料自給率はカロリーベースでわずか38%と低水準にとどまり、食料供給の多くを海外に依存している現状があります。このため、海外からの供給が途絶えた場合、国内での食料供給が深刻な危機に陥るリスクが存在します。

近年では、ウクライナ情勢をはじめとする国際情勢の変化が食料の安定供給に大きな影響を与えています。中東やアフリカの一部地域ではすでに食料危機が発生しており、日本においてもこうした状況への対応として、食料の安定確保に向けた取り組みが進められています。

現代農業において肥料は欠かせない資材ですが、その原料の多くは海外からの輸入に依存しています。国際情勢の変化により、肥料の安定供給に関するリスクが浮き彫りとなっており、これは日本の食料安全保障における盲点ともいえる状況です。他の農業資材に比べ、肥料の安定供給に関する体制整備は遅れが見られます。

このため、食料の安定供給を確保するには、国内での肥料生産と供給体制の強化が不可欠です。これにより、外部要因に左右されにくい持続可能な農業基盤を築くことが求められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

さらには、ブルーベリーファームおかざきとコラボして制作した、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。



カテゴリ 公募
関連タグ 令和6年度 公募 利用拡大 助成金 支援事業 肥料 補助金 資源 農林水産省
詳細はこちら

国内肥料資源利用拡大対策事業のうち国内肥料資源活用総合支援事業(令和6年度補正予算(第1号))の第2次公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】「新事業展開のための設備投資支援事業」助成金
公益財団法人東京都中小企業振興公社は「新事業展開のための設備投資支援事業」について発表しました。 直面する経営課題の解決を目指す新たな事業展開に必要な最新機械設備等を購入する取り組みに助成金を交付しま…
「エイジフレンドリー補助金」
厚生労働省は「エイジフレンドリー補助金」について発表しました。 エイジフレンドリー補助金は、⾼齢者を含む労働者が安⼼して安全に働くことができるよう、中小企業事業者による高年齢労働者の労働災害防止対策や…
出向起業「認定・助成金」制度 公募開始(10/30締切)
出向起業「認定・助成金」制度の公募のご案内です。 経済産業省による出向企業「補助金」制度が、2025年3月で終了しました。出向企業を希望する企業の相談が依然として根強い状況を踏まえ、補助金制度の事務局…
【12/9締切】中小機構アクセラレーションプログラム「FASTAR」第12期の公募が開始
2024年11月1日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、2024年度アクセラレーション事業「FASTAR」第12期支援先企業の公募を開始したことを発表しました。 「FASTAR」は、「困難に挑むスタ…
令和6年度「食糧麦備蓄対策事業」
農林水産省は、令和6年度「食糧麦備蓄対策事業」の公募について発表しました。 事業実施主体が、食糧麦備蓄対策事業実施計画に基づき食糧用輸入小麦を一定水準以上備蓄する場合、当該食糧用輸入小麦の備蓄にかかる…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集