注目のスタートアップ

非常勤医師の採用と救急体制改善支援を行う「Dr.’s Prime Work」などを展開する「ドクターズプライム」が3.9億円調達

company

2025年1月29日、株式会社ドクターズプライムは、総額3億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ドクターズプライムは、救急車を断らない医師と病院のマッチングプラットフォーム「Dr.’s Prime Work」や、医師向け学習動画プラットフォーム「Dr.’s Prime Academia」を展開しています。

「Dr.’s Prime Work」は、救急を断らない非常勤医師を紹介し、断りを減らすための救急体制構築を支援するプラットフォームです。

病院と連携した医師の評価データ蓄積により、救急車の受け入れに積極的な医師の給与を高くするインセンティブ設計を導入し、医師のモチベーション向上と救急車受入数増加による病院売上向上に寄与しています。

また、救急隊と連携し、ドクターズプライム紹介医師の勤務日程を共有することで、受入拒否の可能性がある搬送要請を削減し、救急搬送時間短縮にも貢献しています。

今後、医療の民主化を支援する一般ユーザー向けのサービス「LifeDoctor」を新たに展開する計画です。

「LifeDoctor」は、3万人の医師データを活用した、人生に寄りそう医師を紹介するtoC向けサービスです。


救急医療は、通常の診療時間外の傷病者や緊急の医療を必要とする傷病者に対して提供される医療です。

近年は、少子高齢化の進展、市民の意識の変化、核家族化などの社会情勢の変化などにより、救急利用が増大・多様化しています。これによって救急医療・搬送の負担が増大しており、緊急性のある傷病者への対応に課題が生じています。

たとえば、救急搬送では受け入れ先医療機関を決定するまでに時間がかかるケースが増えています。

救急隊から要請があった医療機関が必ず患者を受け入れることができればこうした問題は発生しないのですが、当然ながら医療機関のリソースは限られており、処置困難・ベッド満床・手術中・専門外であるといった理由で受け入れを拒否せざるを得ないケースがあります。

ドクターズプライムはこういった課題を解決するため、救急車を断らない医師と病院のマッチングプラットフォーム「Dr.’s Prime Work」を展開しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB 医療 医療機関 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

抹茶マシンと茶葉を届ける「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を展開する「World Matcha」が360万ドル(約5億円)調達
2023年6月7日、World Matcha株式会社は、米国親会社であるWorld Matcha Inc.が、360万米ドル(約5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 独自開発の抹茶マシンと…
自然保全活動に対する資金循環を生み出す森林評価プラットフォームを構築する「sustainacraft」が資金調達
2022年7月6日、株式会社sustainacraftは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社三菱UFJイノベーション・パートナーズが運営する「三菱UFJイノベーション・パートナ…
Web3技術を活用して地方創生を推進する「あるやうむ」が7350万円調達
2024年11月18日、株式会社あるやうむは、7350万円の資金調達を実施したことを発表しました。 あるやうむは、「ふるさと納税 × クリエイター」や「地域おこし協力隊DAO」を軸に、Web3技術を活…
デジタルイネーブルメントプラットフォームを提供する「WE UP」が5,900万円調達
2023年2月22日、株式会社WE UPは、総額5,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WE UPは、ノーコード・プログラミング不要でWebサイト上のサービスガイドを作成できるデジタル…
税理士事務所に特化したSaaS「ZoooU」を提供する「Beso」が資金調達
2022年12月22日、株式会社Besoは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三菱UFJキャピタル株式会社が運営する「三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合」です。 Besoは、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集