創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年1月22日バイオものづくりスタートアップ「bitBiome」が4億円調達

2025年1月17日、bitBiome株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。
bitBiomeは、早稲田大学発の微生物シングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」を起点とした研究開発型のバイオテクノロジースタートアップです。
微生物シングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」により、土壌細菌、海洋最近、好熱細菌など多様な環境から微生物ゲノムを解析し、世界最大規模の微生物ゲノムデータベース「bit-GEM」を作り上げています。
また、このデータベースを活用し、バイオものづくりに貢献する酵素探索・改変プラットフォーム「bit-QED」を展開しています。
今回の資金は、プラットフォームの強化、事業開発・製品開発の拡充に充当します。
バイオものづくりは、バイオテクノロジーを活用して多岐にわたる製品を生み出す技術分野であり、建築資材や樹脂材料、産業用酵素、医薬品、食品、新品種の作物などがその代表例です。この技術は化石燃料への依存を軽減し、環境負荷の低減や資源制約の克服を目指す次世代の製造方法として注目されています。持続可能な産業の基盤となることが期待され、世界各国で研究と開発が進められています。
アメリカでは、2022年にバイオものづくりが今後10年以内に製造業全体の3分の1を置き換え、市場規模が約30兆ドルに達するとの予測が発表されました。それに伴い、同分野への多額の投資が行われ、産業の成長が加速しています。
一方、日本でもバイオものづくりは次世代産業の重要な基盤として位置づけられており、研究開発が積極的に進められています。この分野は、持続可能な社会を支える技術として、今後さらなる発展が期待されます。
bitBiomeは、独自のゲノム解析技術を有しており、これを活用して世界最大級の微生物ゲノムデータベースを構築しています。そしてデータベースを活用し、酵素探索・改変プラットフォームを展開し、バイオものづくりの推進に貢献しています。
事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | bit-GEM bit-MAP bit-QED bitBiome ゲノム スタートアップ データベース バイオ バイオテクノロジー プラットフォーム ものづくり 微生物 技術 探索 改変 早稲田大学 株式会社 研究開発 解析 資金調達 酵素 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年9月21日、株式会社Portlは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Portl(ポートル)」の正式版を9月20日にリリースしたことも併せて発表しました。 「Portl」は、船を…
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業」の公募について発表しました。 自然災害やサイバー攻撃などの危機に対応するため、安心・安全をテーマとする製品や技術…
2022年4月7日、TopoLogic株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TopoLogicは、量子科学に基づく新規材料の社会実装を目指す東大発スタートアップで…
2023年10月10日、Super Massive Global株式会社は、総額7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Super Massive Globalは、位置情報ゲームア…
2023年4月13日、株式会社Swishは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、営業担当者・積算担当者・デザイナーの見積業務効率化を実現する「Swish」β版の提供を…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…