創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年1月8日【農林水産省】「令和5年 農業経営体の経営収支」

2024年12月24日、農林水産省は、「令和5年 農業経営体の経営収支」を公開しました。
農業経営統計調査「営農類型別経営統計」は、農産物の販売を目的とする農業経営体の収支状況等の経営の実態を明らかにし、農業行政の基礎資料を整備することを目的としています。
経営組織別にみた農業経営収支
全農業経営体
全農業経営体(個人経営体及び法人経営体)における全営農類型平均の農業粗収益は1,247.9万円で、前年に比べて7.1%増加しました。これは作物収入や畜産収入等が増加したためです。
一方、農業経営費は1,133.7万円で、前年に比べて6.2%増加しました。これは、肥料費や飼料費等が増加したためです。
この結果、農業所得は114.2万円となり、前年に比べて16.3%増加しました。
主業経営体
主業経営体における全営農類型平均の農業粗収益は2,184.8万円で、前年に比べて7.3%増加しました。
一方、農業経営費は1,780.6万円で、前年に比べて6.4%増加しました。
この結果、農業所得は404.2万円となり、前年に比べて11.4%増加しました。
国内のさまざまな産業では、原材料やエネルギー価格の高騰により、生産コスト増という課題に直面しています。
農業でも生産資材価格や人件費の上昇が経営に影響を与えています。そのため、価格転嫁や生産性向上などの取り組みにより、売上を向上させることが必要です。
「令和5年 農業経営体の経営収支」では、農業経営体の収支データを確認することができます。このデータによれば、粗収入と経営費(コスト)のどちらも前年に比べて増加しており、粗収入のほうが若干増加率が高く、全体として農業経営は順調であると見て取れます。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
さらには、ブルーベリーファームおかざきとコラボして制作した、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | 農林水産省 農業経営体の経営収支 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
農林水産省は、令和3年度「スマート農業の全国展開に向けた導入支援事業のうち農業支援サービス導入タイプ」の第5次公募について発表しました。 ポストコロナを見据え、国産農林水産物の需要増加への対応等を進め…
農林水産省は、令和7年度「農林水産物・食品輸出促進対策事業のうち新市場開拓推進事業(日本食・食文化普及の人材育成支援事業)」の公募について発表しました。 日本の農林水産物・食品に対する需要喚起に向け、…
農林水産省は、令和6年度「野菜種子安定供給対策事業」に係る公募について発表しました。 厳しい環境の中、世界各地に分散した生産によりリスク回避できる生産・供給構造をより盤石にし、野菜種子の安定供給に資す…
農林水産省は、令和6年度「強い農業づくり総合支援交付金(先駆的モデル支援タイプ)」の1回目公募について発表しました。 地域農業者の減少や天候不順の多発等を克服しながら国産品への需要を満たす生産・供給主…
農林水産省は、令和5年度「持続可能な食品産業への発展促進事業のうち食品産業サステナビリティ推進実証事業」の公募について発表しました。 食品産業を持続可能なものとするため、国内農林水産業との連携を強化す…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…