注目のスタートアップ

落とし物クラウドを提供する「find」が7億円調達

company

2024年12月2日、株式会社findは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。

findは、落とし物クラウド「find」を提供しています。

交通機関や商業施設などでの落とし物管理業務において、落とし物情報の一元管理を実現し、システム登録、問い合わせ対応、照合作業、受け渡し、保管などの業務を効率化するクラウドサービスです。

新サービスとして、落とし物チャットサービス「ユニバーサル find chat(仮)」の構想を発表しています。このサービスは、200以上の言語に対応しており、メールアドレスなどを使ったシンプルな認証により、ブラウザ上でチャットを開始できるサービスです。言語の壁を越えたコミュニケーションの実現により、訪日観光客などに快適な落とし物捜索体験を提供することを目指しています。

今回の資金は、横断検索機能の開発や、人材採用の強化に充当します。


警視庁が公開しているデータ「遺失物取扱状況(令和5年中)」によれば、令和5年(2023年)に届けられた財布類の拾得届点数は約34万点であり、遺失届点数は約36万点となっています。つまり、落とした財布の大部分は拾い届けられていることがわかります。

こうした拾得物は、鉄道の駅や商業施設に多い傾向にあります。そのため、駅や商業施設は落とし物を管理するための仕組み・業務を整備しています。

しかしながら、落とし物の件数は観光客数の増加に伴って増えており、落とし物管理業務の負担が年々高まっています。

こうした背景のもと、findは落とし物管理業務の負担を軽減するため、落とし物クラウド「find」を提供しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB find クラウド 商業施設 拾得物 株式会社 業務効率化 管理 自治体 落とし物 警察 資金調達 遺失物 鉄道
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

虚血性脳卒中に対する神経保護薬などを開発する「CrestecBio」が資金調達
2023年5月9日、CrestecBio株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社Newsight Tech Angelsです。 CrestecBioは、筑波大学で研究開発…
【8月30日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
7月29日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 個人情報利用規制 公取が独禁法違反の類例4種を発表 公正取引委員会が29日に、個人情報のデータ利用規制について、独禁…
異音検知システムや音声認識・自然言語解析処理の「Hmcomm」が資金調達
2021年8月10日、Hmcomm株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 異音検知プラットフォーム「FAST-D」や、AI音声自動応対システム「Terry」、議事録自動作成システム「ZME…
グローバル・ソーシング事業展開の「モンスター・ラボ」が42億円調達
2020年8月7日、株式会社モンスター・ラボは、総額約42億円の資金調達を実施したことを発表しました。 世界15カ国26都市のITエンジニア・クリエイターを活用し、デジタル・コンサルティング事業や、プ…
遊べる競走馬SNSプラットフォーム「オシウマチャンネル(仮称)」を開発する「クラウドホースファーム」が4,590万円調達
2022年11月11日、株式会社クラウドホースファームは、総額4,590万円の資金調達を実施したことを発表しました。 モブキャストホールディングスの社内ベンチャーとして2020年6月23日に設立された…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集