創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年11月19日製造業向けナレッジマネジメントプラットフォーム「blooplinter」などを提供する「LIGHTz」が8.9億円調達

2024年11月18日、株式会社LIGHTzは、総額8億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
今回の資金調達により、累計調達額は17.5億円となりました。
LIGHTzは、ものづくり品質向上サービス「Indst Park」や、フロントローディングイノベーション「blooplinter」などのプロダクトの開発・提供、システム開発事業、コンサルタント事業を展開しています。
今回の資金調達は、安定的な資金確保を目的としています。
LIGHTzは、製造業が直面するベテラン技術者の高齢化や退職による技術喪失という課題を解決するため、「汎知化(はんちか)」技術と「BrainModel(ブレインモデル)」テクノロジーを活用したプロダクトを提供しています。
「汎知化」技術は、熟練技術者の思考やノウハウを可視化する手法です。製造業の経験を持つコンサルタントが技術者へのヒアリングを通じてその知見を引き出し、データとして記録します。この情報は「BrainModel」という言語ネットワークに変換され、技術伝承AIの教師データとして利用されます。これにより、熟練技術者の思考プロセスを模倣するAIを構築することが可能になります。
LIGHTzの提供するナレッジマネジメントプラットフォーム「blooplinter」は、3D CADを活用し、熟練技術者の知識や実績を効率的に蓄積・管理するプロダクトです。従来のマニュアルと異なり、視覚的な情報が多いため、利用者にとって理解しやすいことが特徴です。
デジタル化が進む中、3D CADの活用範囲はさらに広がると予想されており、3D CADを基盤としたナレッジマネジメントは次世代のスタンダードとなる可能性を秘めています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | blooplinter BtoB DX Indst Park LIGHTz ツール テクノロジー ナレッジ ナレッジマネジメント ノウハウ プラットフォーム ブループリンター ものづくり 中小製造業 共有 効率化 向上 品質 技術 株式会社 標準化 知識 職人 製造業 資金調達 高度化 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年2月16日、株式会社Alpaca.Labは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Alpaca.Labは、運転代行配車アプリ「AIRCLE(エアクル)」を展開しています。 利用…
2022年4月8日、株式会社シェアリングエネルギーは、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シェアリングエネルギーは、太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」を提供してい…
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社HOISTに3億円の追加投資を実行したことを発表しました。 HOISTは、がん治療薬と創薬支援技術の研究開発を行う大阪大学発のバイオベンチャーです。 開…
2020年1月15日、株式会社MiLは、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 D2Cに特化したサブスクリプション型離乳食「Mi+ミタス」や、ヘルスケア創作料理レストラン「倭…
2023年4月10日、ジョイズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ジョイズは、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウド「TerraTalk」を提供しています。 AIによる対話形式…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…