注目のスタートアップ

出張シェフサービスや飲食事業者向けシェフマッチングサービスなどを展開する「シェアダイン」が18億円超調達

company

2024年11月13日、株式会社シェアダインは、総額18億円超の資金調達を実施したことを発表しました。

シェアダインは、個人向け出張シェフサービス「シェアダイン」や、飲食事業者向けシェフマッチングサービス「スポットシェフ」を提供しています。

また、2024年10月に、料理人同士のネットワーキングやスキルアップの場を提供することを目的に、料理人専用のキャリアサポートSNS「CHEFLINK(シェフリンク)」の提供を開始しています。

今回の資金調達により、シェフのキャリア形成を支援するプラットフォームとしてのさらなる発展を目指し、新サービス「CHEFLINK」などの開発を加速させます。

また、営業・マーケティング部門や管理部門の強化も行います。


外食業界は、人口減少や高齢化による食需要の縮小、長引く不景気、中食市場の拡大により、1997年の約29兆円をピークに市場規模が縮小しています。ここ数年は横ばいでしたが、コロナ禍では客数・売上が大幅に落ち込み、調理師の活躍の場も減少してしまいました。

一方で、コロナ禍を契機にフードデリバリーやテイクアウトの需要が急増し、ゴーストレストランや出張シェフサービスなど新たな業態が拡大しています。

出張シェフサービスは、指定した場所で料理を提供する点でケータリングと異なります。少人数向けのサービスとして、近隣に良いレストランがない、移動が困難などのニーズに対応しています。

また、シェフにとっては店舗を持たずに自身のスキルを活かせる自由な働き方を実現できる点も魅力のひとつです。

こうした中でシェアダインは、出張シェフサービス「シェアダイン」や、飲食事業者向けシェフマッチングサービス「スポットシェフ」、キャリアサポートSNS「CHEFLINK」などを展開し、フリーランスとしての料理人の働き方など、柔軟なキャリア構築を支援しています。

株式会社シェアダインのコメント

このニュースを受けまして、株式会社シェアダイン 代表(共同代表) 井出有希氏よりコメントが届きました。

井出有希(いで・ゆき)
株式会社シェアダイン 代表(共同代表)
高知県出身。2000年に新卒でゴールドマン・サックス証券に入社し、9年にわたり株式アナリストとして働く。2009年にアライアンス・バーンスタインに転職するも、2012年にチーム解散を経験。ボストンコンサルティンググループを経て、2017年、当時の同僚であった飯田陽狩さんとともに株式会社シェアダインを創業。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

・新サービスであるシェフ向けキャリアサポートSNS「シェフリンク」の開発に資金を活用します。
・エンジニア中心に組織体制強化のため、組織全体で採用を進めます

・今後の展望を教えてください。

・「シェフリンク」を通じて料理人の働き方を変革します。
・世界最大のシェフプラットフォームを目指します。

シリーズ累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。

また、ビジネスの成長には資金調達や提携も重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CHEFLINK SNS キャリア キャリア形成 サービス サポート シェアダイン シェフ シェフリンク スキルアップ スポットシェフ ネットワーキング プラットフォーム フリーランス マッチングサービス レストラン 出張 外食 料理 料理人 株式会社 調理師 資金調達 飲食 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産開発を中心としたまちづくりを行う「NEWLOCAL」が5,000万円調達
2023年6月27日、株式会社NEWLOCALは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NEWLOCALは、不動産開発を中心としたまちづくりを行い、人口減少社会における持続可能…
マルチモバイル決済プラットフォーム「elepay」などを展開する「ELESTYLE」が「三井住友カード」と資本業務提携
2024年3月4日、ELESTYLE株式会社は、三井住友カード株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 モバイル決済ソリューションを中心としたFintechの領域の推進における協業につ…
出世払い型(ISA)テックセールス養成スクール「TECH SALES CAMP」開発の「WorX」が4,000万円調達
2021年7月29日、WorX株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 出世払い型(ISA)テックセールス養成スクール「TECH SALES CAMP」を開発しています…
警備・点検業務向けロボットソリューションを提供する「ugo」が8.5億円調達
2024年1月31日、ugo株式会社は、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社ハリマビステム、星光ビル管理株式会社、TMES株式会社、みずほリース株式会社との業…
海事産業のDXを目指す「Marindows」が資金調達
2022年6月30日、Marindows株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三井住友ファイナンス&リース株式社です。 海上でも速い通信が行える次世代ブロードバンド通信の登場を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集