注目のスタートアップ

飲食業界向けVertical SaaS「Camelシリーズ」を展開する「tacoms」が9.5億円調達

company

2024年11月13日、株式会社tacomsは、総額9億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

tacomsは、飲食業界向けVertical SaaS「Camelシリーズ」を開発・提供しています。

2024年11月現在、以下のサービスを提供しています。
・デリバリー注文の一元管理・POSなど基幹システムとの連携を実現する「Camel」
・自社テイクアウト・デリバリー注文サイト立ち上げを実現するモバイルオーダー「Camel Order」
・自社デリバリーサービスの提供を実現する「Camel Delivery」
・複数サービス・業態・店舗の売上パフォーマンスを可視化する「Camel Dashboard」

今後さらなる事業領域の拡大を目指し、飲食店向けのオンライン注文やCRMの支援を包括的に提供するサービスへの成長を目指します。

今回の資金は、エンジニア・セールス・カスタマーサクセスなどの採用強化、マーケティング、新規プロダクトの開発などに充当します。


飲食業界はコロナ禍でこれまでにない苦境に立たされました。感染症対策のために外出自粛が実施され、外食需要が大幅に喪失しました。

こうした中で、飲食店ではデリバリー事業への参入が相次いでみられました。

Uber Eatsをはじめとするフードデリバリープラットフォームは、自社で配達員を雇う必要がなく、手数料を支払うことで簡単にデリバリー事業を開始することができます。

コロナ禍が落ち着いた現在も、デリバリーは一定の需要が存在しており、多くの飲食事業者にとって重要な収益の柱のひとつとなっています。

一方で、デリバリーサービスは複数のサービスが存在しており、より多くの顧客に訴求するには、複数サービスの導入が必要となります。しかし、複数サービス導入にあたっては、管理の手間という課題が浮上します。

そこで登場したのが、デリバリーサービスの一元管理を実現するツールです。

tacomsは、2021年5月から、デリバリー注文一元管理サービス「Camel」を正式に開始しています。その後は、モバイルオーダー「Camel Order」の提供など、さまざまな業種・規模の飲食事業者のデリバリー・テイクアウト事業参入やオペレーション改善を進めています。

シリーズ累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。

また、ビジネスの成長には資金調達や提携も重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CRM SaaS オペレーション テイクアウト デリバリー フード モバイルオーダー 一元管理 株式会社 資金調達 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウドソリューション事業やモビリティ事業などを展開する「クララオンライン」が資金調達
2022年9月29日、株式会社クララオンラインは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社筑邦銀行が出資する「ちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合」です。 クララオンラインは、クラ…
ハンズフリー認証プラットフォームを提供する「PaylessGate」が1億円調達
2023年6月7日、PaylessGate株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社レアゾン・ホールディングスです。 PaylessGateは、スマートフォンを起点…
マルチモバイル決済プラットフォーム「elepay」などを手がける「ELESTYLE」が10億円調達
ELESTYLE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ELESTYLEは、マルチモバイル決済プラットフォーム「elepay」と、モバイルアプリケーションSaaS「OneQR」を開発・提供…
「リアコネ」が廃棄予定在庫をクローズドマーケット内で特定事業者に販売するBtoB販売サービス「リアコネBOX」をローンチ
2022年3月28日、株式会社リアコネは、「リアコネBOX」を開始することを発表しました。 「リアコネBOX」は、非耐久消費財メーカー(日用品、加工食品、化粧品など)がやむを得ず抱えてしまう廃棄予定在…
SDGs人材マッチングアプリを運営する「ソーシャス」が資金調達
2023年4月27日、ソーシャス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャスは、SDGs人材マッチングアプリを運営しています。 SDGsプロジェクト(NPO、ソーシャルビジネス、公共…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集