注目のスタートアップ

化学デジタルプラットフォームの構築を目指す「Sotas」が4.8億円調達

company

2024年10月23日、Sotas株式会社は、総額4億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Sotasは、化学のデジタルプラットフォーム構築を目指し、「Sotas工程管理」「Sotasデータベース」「Sotas化学調査」を開発・提供しています。

「Sotas工程管理」は、化学産業特化型の生産・在庫管理・受発注システムです。受注から納品までの一般的な管理以外にも、生産実績の分析や化学法規対応など、化学業界特有のプロセスにも対応しています。

「Sotasデータベース」は、化学素材や企業詳細を検索できるプラットフォームです。1万3000件以上の情報の検索と、比較資料作成を効率的に実施できます。

今回の資金は、各種プロダクトの機能強化、データ基盤の拡充などに充当します。


化学メーカーは、さまざまな製品の素材や、原料、最終製品となるものまで多岐にわたる製品を製造し、産業全体のイノベーションを支える重要な役割を担っています。

化学産業は過去に公害が社会問題となった経緯があり、また製品や製造過程で生じる物質には環境負荷の高いものも多いため、各国で厳しい規制が課されています。そのため、これらの規制に対応しながら事業を行うことが必要とされています。

さらに、近年はSDGsの推進によってすべての産業で環境負荷の低減が求められており、化学産業でも企業価値向上のために自主的に環境対策へ取り組む企業が増えています。こうした背景の中で、化学産業ではテクノロジーを活用して業務効率化やロス削減を進めることが重要視されており、それが環境負荷の低減にもつながるとされています。

Sotasは、化学産業に特化したSaaSを提供し、化学産業のデジタル化とDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援しています。この取り組みによって、化学産業が直面する課題を解決し、持続可能な成長を後押ししています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB デジタル プラットフォーム 化学 受発注 在庫管理 株式会社 生産 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ロイヤリティフリーのストックミュージックサービス「Audiostock」運営の「オーディオストック」が6.7億円調達
2021年11月24日、株式会社オーディオストックは、総額6億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロイヤリティフリーのストックミュージックサービス「Audiostock(オーディオ…
市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」開発の「Liquitous」が資金調達
2022年9月27日、株式会社Liquitousは、資金調達を実施したことを発表しました。 市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」の開発と、導入・運用・定着支援、効果分析を通した社会実装を…
ナノ素材の中間処理技術(分散・混合・制御)を研究・開発する「ナノサミット」に「東大IPC」が1億円を出資
2023年9月29日、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)は、ナノサミット株式会社に対して、1億円の出資を行うことを決定したことを発表しました。 ナノサミットは、ナノ素材の中間処理技…
行政サービスのデジタル化を展開する「グラファー」が4.5億円調達
2019年12月20日、株式会社グラファーは、総額約4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 神戸市における複数の行政デジタル化プロジェクトや、近畿エリアの複数の自治体にソリューショ…
無人コンパクト・ホテル「mizuka」運営の「Hosty」が6億円調達
2020年1月31日、株式会社Hostyは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 無人コンパクト・ホテル「mizuka(ミズカ)」を運営しています。 ホテルの予約から、チェックイン、ゲ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集