注目のスタートアップ

植物廃棄物を原料にした内装素材の開発・製造と内装空間の提供を行う「Spacewasp」が5100万円調達

company

2024年8月9日、株式会社Spacewaspは、総額5100万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Spacewaspは、植物廃棄物を原料にした内装素材の開発・製造と、その素材を用いた内装空間の提供を行っています。

具体的には、林業・農業・食品加工業・運輸業など、さまざまな産業で排出される植物廃棄物から、内装空間(内装・家具・建材)を生み出し、ホテル・オフィス・カフェなど内装を必要とする事業者に対し、内装空間を提供しています。

植物廃棄物の樹脂化から、デザイン提案、プロダクト製造、専用機械の開発までを一貫して手がけています。

また、この技術を用いた宇宙建築物の内装空間開発なども展開しています。

今回の資金は、植物由来樹脂による自社ショールームの内装空間製作、サプライチェーン強化を目的とした製造機器の増産・改良、人材採用に充当します。


さまざまな業界では、その事業活動に伴い、多種多様な廃棄物が排出されます。

この廃棄物は廃棄にあたって環境に負荷を与えます。そのため近年はより環境負荷の低い方法での処理や、廃棄物の有効活用が注目されています。

Spacewaspはこのような背景のもと、植物廃棄物を原料とした内装素材の開発・製造を行い、それを用いた内装空間の提供を行っています。

内装業界は、職人不足、少子高齢化による新築着工数の減少、環境対応など複数の課題に直面しています。近年は、リフォーム・リノベーション需要が増加しているほか、法人では環境対応や省エネ化といった取り組みが注目されています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB SDGs Spacewasp 内装 原料 廃棄物 株式会社 植物 植物由来 環境 空間 空間デザイン 素材 製造 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタルファッション事業を手がける「harmony」が4500万円調達
2024年9月6日、株式会社harmonyは、総額4500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 harmonyは、デジタルファッションECサイトの開発、デジタルファッションアイテムの企画制作か…
スマート水産養殖の「ウミトロン」が「東京海上日動火災保険」と業務提携
2021年11月16日、ウミトロン株式会社は、東京海上日動火災保険株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 ウミトロンは、持続可能な水産養殖の実現のため、水産養殖にIoT・AI・衛星リモ…
AI調理ロボット開発の「TechMagic」が資金調達
2019年10月28日、TechMagic株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、独立系ベンチャーキャピタルの株式会社ジャフコです。 TechMagicは、店舗キッチンにおける一…
日本各地の生産物において特定期間の権利上のオーナーになることで特典を得られるサービス「Pocket Owners」がリリース
2022年6月7日、EXest株式会社は、「Pocket Owners(ポケット・オーナーズ)」をリリースしたことを発表しました。 「Pocket Owners」は、日本各地の生産物(農産物、水産品、…
植物の高温・乾燥耐性を高めるバイオスティミュラント資材を開発する「アクプランタ」が1.5億円調達
2022年4月20日、アクプランタ株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アクプランタは、植物を様々な環境ストレスから守るバイオスティミュラント資材を開発していま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集