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2024年6月19日「インバウンド安全・安心対策推進事業」補助金

国土交通省観光庁は、令和6年度「インバウンド安全・安心対策推進事業」の公募を開始したことを発表しました。
以下に掲げる事業を対象として補助金の交付を行うことにより、ストレスフリーで快適な旅行を満喫できる環境および災害など非常時においても安全・安心な旅行環境の整備を行うとともに、オーバーツーリズムの防止等により、地域・旅行者の双方がメリットを享受できる環境づくりも念頭に、持続可能な観光地域づくりに資する環境整備の促進を目的としています。
1. 訪日外国人旅行者が安心して快適に滞在できる環境を整備するため、宿泊施設におけるインバウンド対応およびバリアフリー化を実施するために要する経費の一部を助成する事業(宿泊施設インバウンド対応支援事業)
2. 訪日外国人旅行者の入国から目的地までの移動を円滑に実施するために、空港、港、鉄道駅、バスターミナル等の拠点、車両・移動経路・情報提供・交通サービスに係るインバウンド対応を実施する事業(交通サービスインバウンド対応支援事業)
3. 訪日外国人旅行者が我が国を安心して旅行できる環境を整備するため、訪日外国人旅行者の受入れに関し一定の体制を整えている地域または訪日外国人旅行者の誘致等、観光振興に意欲を有する地域において、災害、急病等の非常時における訪日外国人旅行者の安全・安心対策の推進を図る事業(インバウンド安全・安心対策推進事業)
4. オーバーツーリズムの未然防止や自然環境・文化等の地域資源の保全・活用を通じ、地域・旅行者の双方がメリットを享受できる持続可能な観光の促進に向けた受入環境の整備を支援する事業(持続可能な観光の促進に向けた受入環境整備事業)
5. 地域づくりの一環として、利便性、持続可能性および生産性の高い地域公共交通ネットワークへの再構築を実現するため、地域におけるまちづくりおよび観光の振興に関する施策と連携して取り組む地域公共交通ネットワークの形成に必要な鉄軌道・バスに係るEV車両・GX/DX車両・自動運転車両等の先進的な車両であって、訪日外国人旅行者等の利便性の向上または観光コンテンツとしてのインバウンドの魅力向上に資する車両(インバウンド先進車両)の導入を支援する事業(インバウンド先進車両導入支援事業)
6. 日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)の実践を通じた持続可能な観光の取り組みを推進するため、地域の持続可能な観光計画の策定を支援する事業(持続可能な観光計画の策定支援事業)
補助対象事業者
・観光案内所・観光施設等を設置し、もしくは管理する者
・観光地における店舗・事業所等を運営する者
・病院・診療所等を設置し、または管理する者(「○訪日外国人患者受入機能の強化」)
・地方公共団体
補助率
補助対象経費の1/2以内。
「災害時等における観光危機管理の強化」は、上限500万円・経費の1/2以内。
公募期間
2024年6月3日(月)~2024年9月27日(金)17:00
日本はかねてより観光立国として成長するため、訪日観光客の獲得に努めてきました。その成果として、2019年には3,188万人という過去最大の訪日観光客が訪れています。
そしてコロナ禍が落ち着いた2024年は、2019年と同水準かそれ以上の水準の訪日観光客が訪れると予測されており、今後のさらなる成長にも期待がかかります。
こうした状況下で、日本は気候変動やインフラの老朽化などの影響を受け、大規模災害の頻発化や激甚化といった課題に直面しています。
訪日観光客は言語面で不自由なことが多いため、災害時には適切な情報を受け取れず、安全を確保したりすることができない可能性があるという問題があります。
したがって、こうした訪日観光客により安全な観光体験を提供し、満足度を向上させるには、それぞれの観光地や観光施設におけるインバウンド目線での安全対策が重要です。
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