注目のスタートアップ

地域DXを推進する「DX通信」が8,000万円調達

company

2022年8月22日、DX通信株式会社は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

DX通信は、デジタル技術の活用により地域課題を解決し、市民生活や地域経済を改善する地域DXを推進しています。

具体的には、DXに関する専門的な知識・技術を身につけた人材を自治体に派遣し、それぞれの分野・ニーズ・特性に合わせ、課題の抽出、事業推進組織の構築、DXソリューションの提案と運用を行っています。

また、広域高速Wi-Fiインフラ構築事業も展開しています。

今回の資金は、地域DXの推進、人材供給支援事業、広域高速Wi-Fi環境の利用拡大に充当します。

今後、地方自治体との実証実験を通じて導入を進めていきます。本格稼働は来年の夏頃を予定しています。

経済産業省はDX(デジタルトランスフォーメーション)を「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しています。

このようにDXは主に企業を対象とした取り組みなのですが、DXの考えは企業だけでなく、政府や自治体などありとあらゆる機関・組織で重要となっています。

地方自治体におけるDXは、デジタル活用により住民の利便性を向上させること、デジタル活用によって業務効率化を図り、人的リソースを行政サービスの向上につなげていくことを目的としています。

一方で、地方自治体では人手不足とコロナ禍が相まって、こうしたDXを推進できるリソースを確保できない状況にあります。

そのため、自治体の実情などを踏まえながら、DXに向けて伴走してくれる外部の企業・人材のニーズが高まっています。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムや組織がありますが、創業期はなにもない状態であるため、自分の好きなようにシステムを構築し、効率的な業務フローを確立することが可能です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX DX通信 W-Fi 地域 地方 地方自治体 株式会社 構築 自治体 資金調達 通信インフラ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

レアメタルリサイクルベンチャーの「エマルションフローテクノロジーズ」が4.5億円調達
2022年9月13日、株式会社エマルションフローテクノロジーズは、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エマルションフローテクノロジーズは、原子力機構が開発した溶媒抽出技術“…
ライト・カウンセリング・マッチング・プラットフォーム開発の「the purpose」が1,800万円調達
株式会社the purposeは、総額1,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 匿名性のライト・カウンセリング・マッチング・プラットフォーム「Aizuchi(アイズチ)」を開発しています…
eスポーツチームを運営する「REJECT」が3億円調達
2023年3月24日、株式会社REJECTは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 REJECTは、プロeスポーツチーム「REJECT」、ゲームタレントブランド「REVIZE」を運営し…
アップサイクル繊維を開発・製造する「Curelabo」が資金調達 エフ・シー・シーと共同開発を開始
2023年3月9日、Curelabo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社である株式会社エフ・シー・シーと素材の共同開発を開始することも併せて発表しています。 さらに、…
アパレル向け業務一括管理クラウドを提供する「L-DX」と「ピアズ」が資本業務提携
2023年4月14日、株式会社ピアズは、L-DX株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。 L-DXは、アパレル業界向けオールインワンクラウドシステム「L-DX(エルディーエックス)」を提供して…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】