創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年5月29日小動物臨床獣医師が登録するコミュニティサイト「ベットピア」などを展開する「Zpeer」が5.5億円調達

2024年5月22日、株式会社Zpeerは、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
Zpeerは、小動物臨床獣医師が登録するコミュニティサイト「ベットピア(Vetpeer)」の運営や、獣医師向け動画配信サイト「ベットスコープ(VetScope)」の運営、製薬会社等向け動画ディテーリングツールの開発・提供、獣医療製品販売ECサイト「アニマート」の運営、動物の腎機能を支える栄養補助食品「アミンアバスト」の販売などを行っています。
「ベットピア」は、獣医師同士、獣医師と製薬企業などとのオンラインコミュニケーションを目的として運営する獣医師専用コミュニティサイトです。
今回の資金調達により、情報サービスや製品を提供する基盤となるデジタルプラットフォームの強化、動物医療の発展に寄与する先進的なサービスや製品の開発、人材を中心とする事業基盤の強化を進めます。
少子高齢化によりペットの飼育頭数は減少傾向にあるものの、ペット市場自体は微増傾向にあります。これは、ペットの家族化が進んだことにより、1頭あたりの消費額が増加したためと考えられます。
この結果、高価格帯のペットフード(プレミアムペットフード)や動物病院での診療への支出が大きく増加しています。
たとえば、公益社団法人日本獣医師会の「小動物獣医療の現状と今後の対応」(2019年7月23日)によると、小動物診療施設の年間売上高合計、病院平均売上高、犬猫1頭あたりの売上高はいずれも一貫して増加傾向にあります。
このような背景のもと、Zpeerは獣医師同士のコミュニケーション促進や、獣医師のための学びの場の提供、製薬会社などから獣医師への効率的な情報提供の支援を目的に、獣医師専用コミュニティサイト「ベットピア」の運営をはじめとするさまざまな事業を展開しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB Vetpeer Zpeer スピア ペット ベットスコープ ベットピア 動物 動物医療 動物病院 小動物 株式会社 獣医 獣医師 臨床 製薬会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年7月8日、株式会社穴熊は、資金調達を発表しました。 穴熊は、テキスト通話アプリ「Jiffcy」を提供しています。 このアプリは、テキストで通話することができるコミュニケーションアプリです。通…
2023年8月23日、Intent Exchange株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Intent Exchangeは、自動交渉AIを活用したドローン運航管理システム(UTM)を開発…
2020年1月21日、Graffity株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ARシューティング・バトル「ペチャバト」を開発・提供しています。 現在は、チーム戦を行うことが可…
2021年12月12日、株式会社Capichiは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベトナムのハノイとホーチミンを拠点に、フードデリバリーサービス・飲食店動画検索・予約アプリ…
2023年8月9日、株式会社Chaiは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Chaiは、LINEで完結するオンラインショップ「BuyChat」を提供しています。 接客・決済…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…