注目のスタートアップ

不動産投資スコアリングサービスや新築アパートプロデュースサービスを展開する「ZIRITZ」が1.3億円調達

company

2024年5月8日、株式会社ZIRITZは、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ZIRITZは、不動産投資スコアリングサービス「StockFormer」と、新築アパートプロデュースサービス「StockFormer-ZERO」を展開しています。

「StockFormer」は、個人属性データをスコアリングによって分析し、ユーザーが不動産業者と匿名性を保ったままコミュニケーションし、最適な投資物件の提案を受け、商談を行うことができるサービスです。

「StockFormer-ZERO」は、デジタル技術を駆使することでアパート投資が抱えていた課題を解決し、投資家目線でのメリットと透明性を追求したアパート投資パッケージです。

今回の資金は、人材採用、広告宣伝、システム増強などに充当します。


アパート投資は、アパートを一棟まるごと購入して賃貸に出し、インカムゲイン(家賃収入)を得ることを目的とした不動産投資です。

長期的に安定的に収入を得られること、部屋のリノベーションや共用部分の改善などによって建物全体に関わる対策を施すことができること、高い利回りが期待できること、空室リスクを分散できること、節税効果が高いことといった特徴があります。

新築アパート投資は、とくに収益性が高く、アパート投資では人気の手法です。そして新築アパート投資は、新築の建売物件を購入して始める方法と、土地の取得から建築まですべて投資家自身が行う方法の大きく分けて2つの方法があります。

建売物件を購入する場合は、不動産会社が選定した土地に建てられたアパートを購入するため手間が掛からないという特徴があります。しかし不動産会社が各種プロセスを担うため、物件価格にはマージンが上乗せされており、割高な価格で物件を取得することになってしまいます。またほとんどのプロセスが不動産会社主体であり、投資家自身の主体性や選択肢が限られているという課題を抱えています。

ZIRITZが手がける「StockFormer-ZERO」は、物件開発のプロセスをITによって合理化し、システムの中に主要な関係者(銀行、ノンバンク、住設メーカー・卸、第三者施工監査、管理・集金代行など)を巻き込むことで、デベロッパーの関与無しで、投資家顧客にデベロッパーと同様の機能を提供し、投資家顧客自身が開発主体として投資用物件の取得を可能とするというパッケージです。

これにより手間を抑えつつ、投資家自身で土地の取得からアパート建築までをすべてコントロールできる環境を提供しています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB StockFormer StockFormer-ZERO ZIRITZ アパート投資 スコアリング プロデュース 不動産 不動産投資 信用 投資 投資家 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

かんたんシフト管理SaaS「らくしふ」提供の「クロスビット」が「Salesforce Ventures」と資本提携
2020年12月17日、株式会社クロスビットは、米国salesforce.com, Inc.の戦略投資部門である、Salesforce Venturesと資本提携を結び、資金調達を実施したことを発表し…
ものづくりブランドをM&Aで承継し成長実現に取り組む「forest」が15億円調達
2023年5月17日、forest株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開していま…
機械学習・ディープラーニング・数理アルゴリズムなどの最先端技術の実用化を手掛ける「TRUST SMITH」が1.1億円調達
2020年9月25日、TRUST SMITH株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TRUST SMITHは、東大発の数理アルゴリズムを実装するスタートアップ企業で…
バーチャルライブ、メタバース、動画作成支援ツールを開発・運営する「VARK」が10億円調達
2023年5月11日、株式会社VARKは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 VARKは、エンターテインメント特化型メタバース「VARK」、3Dアバター向け動画作成支援ツール「VA…
「WARC」提供の経営管理部門特化の転職サービス「SYNCA」が業務委託マッチングを開始
2020年12月22日、株式会社WARCは、「SYNCA」において、フリーランス・副業のプロフェッショナル人材と業務委託マッチングを行うための登録を開始したことを発表しました。 「SYNCA」は、経営…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集