創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年5月9日2024年秋に大阪でライドシェアサービスの展開を目指す「newmo」が3億円調達

2024年5月8日、newmo株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。
この資金調達により、累計約20億円の調達となりました。
newmoは、ライドシェアサービスの実現のため、2024年1月に設立された企業です。
2024年2月に大阪のタクシー会社である株式会社岸交に資本参加し、タクシー事業の運営と共に、2024年秋に大阪でライドシェアサービスの開始を目指しています。
今回の資金調達により、ライドシェアサービスの提供に向けた顧客・ドライバー向けアプリの開発や、運行管理システムの開発、国内におけるタクシー事業者への資本参加を行っていきます。
ライドシェアサービスとは、一般のドライバーが運転する自家用車にユーザーが相乗りするサービスのことです。
米国を中心に海外で普及しているサービス形態ですが、日本では白タクとして規制されており、このサービスは運用されていません。
しかし日本国内では人手不足や採算性の問題などにより、地域交通の衰退といった問題が生じています。こうした地域交通は住民の移動を担うだけでなく、観光客を輸送し、地域に活性化をもたらすものとして重要であるため、この課題を解決することが求められています。
ライドシェアはこの地域交通の課題を解決するものとして注目され、議論が加速し、2024年4月から限定的にライドシェアが解禁されることになりました。
この「日本版ライドシェア」では、タクシー会社が運行管理を行うことを条件に、タクシーが不足している地域・時間帯に限定して一般ドライバーが有償で顧客を乗せて運ぶことが可能となるというものです。
newmoは、こうした背景のもと、ライドシェアサービスの展開を目的に、グリー元CFOでメルカリの日本事業を統括していた青柳直樹氏が立ち上げた企業です。2024年秋に大阪でライドシェアサービスの開始を目指しています。
大阪は2025年に大阪・関西万博の開催を控えています。この万博開催に応じて大阪ではタクシーが大幅に不足すると考えられており、この解決策としてライドシェアサービスが期待されています。
ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | BtoB newmo アプリ サステナブル タクシー ドライバー ユーザー体験 ライドシェア 交通 地域 大阪 株式会社 自動車 資金調達 運行管理 開発 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年5月15日、観光庁は、「企業ニーズに即したワーケーション推進に向けた実証事業」の公募を開始したことを発表しました。 企業におけるワーケーション制度導入・実施の促進と地域の受け入れ体制整備に向…
2021年11月8日、株式会社クレオテクノロジーは、資金調達を実施したことを発表しました。 高品質なレタスを栽培できる完全人工光・全自動栽培植物工場「AN」を提供しています。 従来の植物工場の1/3の…
2020年12月17日、DAIZ株式会社は、丸紅株式会社と資本業務提携を行ったことを発表しました。 DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。 大豆の発芽という生理現象…
2022年8月31日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 EVモーターズ・ジャパンは、商用EV車両(バス・トライク・物流車)を製造・販売しています。…
2022年1月17日、株式会社COLLATEは、「エデシル」を提供開始したことを発表しました。 「エデシル」は、ウェルネス分野に特化したイラスト販売サイトです。 ウェルネス分野の説明資料や宣伝・広告販…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

