注目のスタートアップ

都市型八百屋「旬八青果店」を運営する「アグリゲート」が「オイシックス・ラ・大地」から資金調達

company

2024年3月8日、株式会社アグリゲートは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、オイシックス・ラ・大地株式会社です。また、アグリゲートは、3月からオイシックス・ラ・大地株式会社の連結子会社となります。

アグリゲートは、青果を中心とした食品小売店(八百屋)「旬八青果店」を運営しています。

販売を起点に、得た情報をもとにして食の流通を川上から川下までデザインしています。

生産から販売を一気通貫で実現するビジネスモデル「SPF(Specialty store retailer of private label food)」の実現を目指しています。

今回の資金は、「旬八青果店」の出店の加速、採用・教育のさらなる強化に充当します。


青果流通の特徴は、卸売市場を中心とした流通システムを構築している点にあります。

この卸売市場を中心とした青果流通の構造は、まず生産された野菜や果物は集荷業者・農協などに集められ仕分けされ、その後卸売市場・仲卸で取引が行われ、小売店・飲食店などに届けられるというものになっています。

卸売市場は、集荷・分荷機能、価格形成機能、代金決済機能、情報受発信機能といった複数の重要な機能を担っているものの、一方で市場での青果の滞留、付加価値をつけにくく生産者に還元することが困難であること、アナログな情報伝達手法(FAX・電話・伝票)が一般的であり業務負担が高いことといった複数の課題を抱えています。

アグリゲートはこうした青果流通の構造的課題を解決するため、産地から自ら仕入れ、テクノロジーを駆使して流通を最適化することでコストを削減し、適正価格で新鮮な青果を販売するという都市型八百屋「旬八青果店」を運営しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB SPF アグリゲート 一気通貫 八百屋 小売 小売店 情報 旬八青果店 株式会社 流通 生産 販売 資金調達 農産物 都市 都市型 青果 青果小売店 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

チケット販売システムを構築できるシステムを提供する「ECBOスクエア」が4.6億円調達
2021年12月6日、株式会社ECBOスクエアは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 チケット管理システム「tDC 票券」、在庫連携データベース「tDC 在庫共有」、Web…
定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス運営の「ADDress」が資金調達
2020年8月6日、株式会社ADDressは、資金調達を実施したことを発表しました。 定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス「ADDress(アドレス)」を展開しています。 “住居”を自由に…
学校と給食会社をマッチングするフードデリバリーサービスを運営する「PECOFREE」が1.7億円調達
2024年3月8日、株式会社PECOFREEは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 PECOFREEは、学校と給食会社をマッチングするフードデリバリーサービス「PECOFR…
外科医療手術支援AIシステム「人体の地図(Precision Mapping)」開発の「アナウト」が資金調達
2020年12月15日、アナウト株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Beyond Next Ventures株式会社です。 外科医療手術支援AIシステム「人体の地図(Prec…
インバウンド観光客を対象とした店舗マーケティング支援などを手掛ける「TakeMe」が2.6億円調達
2022年9月26日、TakeMe株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TakeMeは、インバウンド観光客を対象とした店舗マーケティング支援「TakeMe インバ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集