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アジアのブランドを集約した越境ファッションEC「60%」を運営する「シックスティーパーセント」が4.6億円調達

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2024年2月7日、株式会社シックスティーパーセントは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

シックスティーパーセントは、アジアのブランドを集約した越境ファッションEC「60%」を運営しています。

2023年12月末時点で、アジア10か国から1,400以上のブランドが出店しています。出店ブランドはアジア各地のローカルやインディーズブランドが中心となっています。

また、2024年3月にグローバル版サイト(英語版)をリリースし、国内外のユーザーに向けた「グローバルマーケットプレイス」としての成長を目指す計画です。

今回の資金は、国内でのさらなる拡大と、海外展開の本格化に充当します。


越境ECとは、EC(ネット通販)を通じ、海外の顧客に商品・サービスを提供するECのことです。

経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年において、日本・米国・中国3か国での越境EC市場規模はいずれの国の間でも増加しています。

具体的には、中国消費者による日本事業者からの購入額は約2.25兆円、米国消費者による日本事業者からの購入額は約1.3兆円となっています。

また、日本消費者による米国事業者からの購入額は約3,500億円、中国事業者からの購入額は約392億円となっています。

これは中国・米国の購入額と比べると低い値にあるものの、成長率については他国と比べても見劣りするものではありません。今後国内における越境ECの認知が進むことで、さらなる市場拡大の可能性もあります。

こうした中で、シックスティーパーセントは、アジアのファッションブランドを日本に紹介する越境EC「60%」を手がけています。

ファッションの領域ではインポートブランドはコアな消費者にとって重要な位置づけにあります。

近年はアジアの国々で力強い経済成長が続いていることが注目されています。これに伴い、アジアのファッションブランドにおいてもさらに成長するブランドが現れる可能性もあります。

今後シックスティーパーセントは、アジアのブランドを日本市場に展開するだけでなく、アジアのブランドを世界に展開することで、さらなる事業成長を目指していくとしています。

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カテゴリ 有望企業
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