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2024年1月25日家具・家電のレンタル・サブスクサービス「CLAS」を運営する「クラス」が19.4億円調達
2024年1月24日、株式会社クラスは、総額19億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
クラスは、家具・家電のレンタル・サブスクサービス「CLAS(クラス)」、法人向けのオフィス構築・大型オフィスの試用サービス「CLAS BUSINESS(クラスビジネス)」、デベロッパー・ハウスメーカー向けのインテリアコーディネートサービス「CLASホームステージング」を展開しています。
商品の生産/仕入れ・調達・管理・販促・配送・返却・交換品の回収・修繕・クリーニングといった事業インフラを自社で構築し、情報の一元管理・連携を行い、一気通貫型のサービスを実現しています。
今回の資金は、企業アセットの獲得、強化に充当する予定です。
EC事業では、取扱商品の拡充と生活サービスなど耐久消費財以外の取り込みを行い、2.5倍の市場規模拡大を目指します。
法人事業では、住宅領域において事業開発を推進していきます。また、オフィス領域では、スタートアップの顧客基盤を拡大しながら、働き方の経営課題を解決するソリューションプロバイダーとしての成長を目指します。これに際し、2024年2月から新サービスの提供開始を予定しています。
家具や家電は長く利用できる製品です。
一方で、大量生産・大量消費の社会では、こうした製品も本来想定されている利用期間よりも、より短い期間で買い換えられ廃棄されています。
これはユーザーのライフスタイルの変化が激しかったり、新たな機能性を有した製品が登場したりすることが理由です。
とはいえ、これらの製品は比較的高価であり、買い換えをしたいと考えているユーザーであっても我慢を選択することがしばしばあります。
家具・家電のサブスクリプションサービスあるいはレンタルサービスは、こうした家具・家電の大量生産・大量消費の課題を解決できる可能性を持っています。
既存の家具・家電を所有するという消費活動は、気軽な家具・家電の買い換えを許さない、あるいは安価な家具・家電の大量消費・廃棄といった問題を生みます。
しかしサブスク・レンタルサービスは、まだ利用できる家具・家電をまた別のユーザーの手に渡らせることができるため、家具・家電の利用を最大化することが可能です。
また、ユーザーも購入するよりも低いコストで新たな家具・家電を利用することができます。
「CLAS」は、家具・家電のレンタル・サブスクサービスとして、回収した家具・家電を修繕(リペア)・クリーニングして再度流通させることで、家具・家電の高品質な循環を実現しています。
株式会社クラスのコメント
このニュースを受けまして、株式会社クラスよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
事業インフラの強化です。
具体的には、まだ使える中古美品などを積極的に仕入れ取扱商品の拡充、リペア・クリーニングをさらに強化し、ユーザーが求める商品を適時最適に提供できる体制づくりを実施します。
・今後の展望を教えてください。
メーカーや小売企業の方々に循環型事業に参入いただき、ECサイトの構築からその運営まですべて請け負う展開を考えています。
また、国内の住宅領域におけるレンタルニーズのさらなる掘り起こしや、「働き方」にまつわる経営課題を根本から解決するコンサルティングサービスを提供するなど、さまざまな事業形態に合わせて、耐久消費財の持たない・捨てない「所有しない利用」をより大きく広めて行きます。
・読者へのメッセージをお願いします。
自由で軽やかな暮らし方や働き方を実現することは、個人にとっても企業にとっても、生産性と幸福度を上げることだと考えています。さらに、循環型ビジネスを展開することによって、温室効果ガスの排出量を減らして環境問題にも貢献していきたい。
クラスの事業を通して、そんな未来を実現していくつもりです。
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