「バーチャル・エンジニアリング補助金(船舶産業製造工程最適化推進事業費補助金)」

subsidy

2023年12月18日、国土交通省は、「バーチャル・エンジニアリング補助金(船舶産業製造工程最適化推進事業費補助金)」の募集について発表しました。

船舶・舶用機器の製造等の抜本的な効率化を目的として、バーチャル空間に蓄積されたデジタルデータを有効に活用して業務の刷新を図る技術(バーチャル・エンジニアリング技術)の開発・実証を行う事業を募集します。応募された事業について、有識者からなる評価委員会にて評価を行った上で、採択された事業に対して費用の一部を補助します。

概要

補助対象事業者:造船事業者、または舶用工業事業者
予算額:9,000万円
補助率:事業経費の1/2以内
補助上限額:2,000万円(1事業あたり)
事業期間:2024年度末まで

募集期間

2023年12月18日(月)~2024年2月9日(金)


日本は四方を海に囲まれている島国ですが、近年は水産業に従事する者の減少、内航船の船員不足、離島を結ぶ定期船の減便、密漁の増加など、海・水上にまつわる産業は大きな課題を抱えています。

こうした中で、船舶産業の省人化・効率化を目的としたデジタル化やDXが急速に進められています。

日本の造船・船舶産業は、船主の多様なニーズに応じた良質な船舶を安定的に提供することにより、地域経済・雇用に貢献している非常に重要な産業です。

しかし、近年は公的支援を受ける中国・韓国との厳しい競争にさらされているほか、コロナ禍による発注減少、商談の停滞などによって厳しい状況に陥りました。

こうした中で、さらに人手不足が侵攻することが想定されており、船舶産業ではテクノロジーを活用した効率化・省人化のニーズが高まっています。

「バーチャル・エンジニアリング補助金(船舶産業製造工程最適化推進事業費補助金)」は、船舶・舶用機器の製造等の抜本的な効率化を目的として、バーチャル空間に蓄積されたデジタルデータを有効に活用して業務の刷新を図る技術の開発・実証を支援する補助金制度です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ DX エンジニアリング デジタル デジタルデータ バーチャル バーチャル・エンジニアリング バーチャル空間 ものづくり 助成金 国土交通省 工程 最適化 船舶 船舶産業 補助金 製造 製造業
詳細はこちら

デジタルデータを活用して船舶産業の省人化・効率化を図る事業を募集します~国が技術開発・実証費用の1/2を補助~

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIによるロボット動作生成によって組立工場の自動化を実現する「CoLab」が3億円調達
2025年3月14日、株式会社CoLabは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 CoLabは、2024年2月に、組み立て工程を自動化するAIロボットシステム「AI Servo Robot …
中小企業製造業工場向け案件管理・経営判断支援SaaS「monit」運営の「トランスミット」が1.24億円調達
2021年10月14日、トランスミット株式会社は、総額1億2,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 中小企業製造業工場の案件管理や経営判断を支援するSaaS「monit(モニット)」を運…
人がより自由に生きられるバーチャル世界の創造を目指す「Polyscape」が7,000万円調達
2022年3月28日、株式会社Polyscapeは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Polyscapeは、バーチャル上に人が住める場所、誰もが価値創造・価値交換のできる経…
ものづくりの原価管理自動化「GenKan」の開発元が3,000万円調達
2019年1月16日、株式会社KOSKAは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、500 Startups Japanです。 KOSKAは、製造業向け原価管理自動化サービス…
【農林水産省】令和7年度「飼料備蓄・増産流通合理化事業」公募
農林水産省は、令和7年度「飼料備蓄・増産流通合理化事業」の公募について発表しました。 飼料生産組織の人材確保・育成の取り組み、子実用とうもろこし等国産濃厚飼料の生産・利用を図るための実証の取り組み、飼…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集