注目のスタートアップ

レベニューベースドファイナンスプラットフォーム「Yoii Fuel」を運営する「Yoii」が8億円調達

company

2023年12月8日、株式会社Yoiiは、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Yoiiは、レベニューベースドファイナンス(RBF)のプラットフォーム「Yoii Fuel」を開発・運営しています。

将来発生する収益から今必要となる成長資金を調達できるRBFを提供するプラットフォームです。

手続きはすべてオンライン完結であり、希薄化が生じず、個人保証・担保も不要で資金を確保できること、スピーディな審査、5点程度の財務データ提出で完結する手続きなどを特徴としています。

今回の資金は、営業体制の強化、プロダクトの追加開発、事業開発部門の採用などに充当します。


スタートアップが力強い成長を図っていくには、資金調達が欠かせません。

現在、日本のスタートアップが選択する主流な資金調達手法は、VC(ベンチャーキャピタル)などの投資家に株式を発行する資金調達(エクイティファイナンス)と、銀行など金融機関からの借入による資金調達(デットファイナンス)の2種類です。

しかし、創業間もないスタートアップにとっては、株式の希薄化、買い入れ時の担保などの観点から、これらの資金調達手段での資金調達はハードルが高いという現実があります。

こうした中で、Yoiiは、レベニューベースドファイナンス(RBF)に着目し、スタートアップの資金調達をサポートする「Yoii Fuel」を展開しています。

RBFとは、将来発生が見込まれる売上(債権)の一部を現金化するという資金調達方法です。将来の売上を現金化するという性質上、将来売上の予測がしやすいビジネス(SaaSやD2Cなど)でよく活用されています。

デットでもエクイティでもない新たな資金調達手段として注目を集めています。

ビジネスのさらなる成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ RBF Yoii Yoii Fuel オンライン レベニュー・ベースド・ファイナンス レベニューベースドファイナンス 審査 株式会社 資金 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ベトナムで事業者向け食材Eコマースを展開する「KAMEREO INTERNATIONAL」が12億円超調達
2024年12月9日、KAMEREO INTERNATIONAL PTE. LTD.(代表取締役: 田中卓、本社: シンガポール)は、総額12億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 KAMER…
社内規程管理クラウドや社労士向けサービスを展開する「KiteRa」が10億円調達
2024年4月16日、株式会社KiteRaは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KiteRaは、社内規程管理クラウド「KiteRa Biz(キテラビズ)」と、社労士向けサービス「…
倉庫シェアリングサービス運営の「souco」が4億円調達
2021年12月23日、株式会社soucoは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 倉庫のシェアリングサービス「souco」を運営しています。 物流施設・倉庫の空きスペースを抱える企業と…
民間の世界銀行を目指す「五常・アンド・カンパニー」が42.2億円調達
2019年10月17日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、総額42億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 世界中の新興国で、低価格・高品質な金融サービスの提供を目指しています。 2…
藻類開発プラットフォームを提供する「アルガルバイオ」が5.9億円調達
2022年7月26日、株式会社アルガルバイオは、総額5億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アルガルバイオは、藻類の研究・開発・生産・販売を行う東京大学発ベンチャーです。 藻類ライ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集