注目のスタートアップ

運送事業者に特化したクラウド型業務システム「ロジックス」を提供する「アセンド」が3億円調達

company

2023年12月6日、アセンド株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

運送事業者に特化したクラウド型業務システム「ロジックス」を提供しています。

案件受注から、配車・請求書の発行まで一気通貫でデジタル化します。

また、経営数値(原価・利益率・車両回転率等)が自然に一元管理され、業務効率化と同時に経営DXを実現できます。

今回の資金調達により、「ロジックス」の導入拡大、運送事業者向けサービスの対象領域拡張、協力会社を含めた統合的な運送管理を可能にするアップデート、物流のコアデータを核にした新規事業の検討などを進めていきます。


トラック運送事業者は、日本の物流業界の中心的存在です。データによると、2020年度は、全輸送のうち55.3%が自動車が担っています。

一方、トラック運送事業者は、現在多数の課題に直面しています。人手不足、EC市場拡大による小口需要の増加、それに伴う積載効率の低下、物流の2024年問題などが挙げられます。

こうした課題を解決するため、運送事業者ではデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められています。

とくに物流の2024年問題は非常に大きな問題です。物流の2024年問題とは、2024年度からドライバー1人あたりの時間外労働が年960時間に制限されることから生じる諸問題のことです。たとえば、時間外労働の制限により、1人のドライバーが担っていた長距離輸送の見直しが必要になります。これにより鉄道・航空・船などへの転換(いわゆるモーダルシフト)や、中継地点を活用した中距離輸送の導入が必要となります。

こうした中、アセンドは運送事業者に特化したクラウド型業務管理ツール「ロジックス」を提供し、運送事業者の業務効率化と経営DXを支援しています。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムがありますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自分の好きなようにシステムを構築できます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

また、抜本的なシステム整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX アセンド クラウド デジタル化 トラック ロジックス 一気通貫 事業 受注 株式会社 案件 業務システム 業務効率化 物流 資金調達 運送 運送事業者 配車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アニメーション作品を始めとする中国映画の日本配給などを展開する「面白映画」が資金調達
2022年5月27日、面白映画株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、中国でデジタル出版・版権許諾・アニメ・映画投資などのIPビジネスを展開する大手企業・中文在線数字出版集団股份有限…
住宅建築の施工改善クラウド「QualiZ」を提供する「NEXT STAGE」が資金調達
2023年6月1日、株式会社NEXT STAGEは、資金調達を実施したことを発表しました。 NEXT STAGEは、ヒンシツアナリティクスクラウド「QualiZ(クオリツ)」を提供しています。 住宅の…
配信者支援サービス「ライドリ」を提供する「Blankr」が資金調達
2024年8月7日、株式会社Blankrは、資金調達を実施したことを発表しました。 累計調達額は1.5億円となります。 Blankrは、配信者支援サービス「ライドリ」を提供しています。 現在は、VTu…
日本語文章解析AIの「ストックマーク」が資金調達
2020年2月25日、ストックマーク株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 日本語の文章を解析するAI(=自然言語処理技術)を用いて、企業のデータ・ドリブン経営、デジタル・トランスフォーメ…
ノンデスク産業向けSaaS・プラットフォームを提供する「X Mile」が18億円調達
2024年1月17日、X Mile株式会社は、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 X Mileは、物流業界向けの人材採用システム「クロスワーク」、運送業界に特化した業務改善・経営支…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集