注目のスタートアップ

省エネルギー・高効率に空気から水を生成するシステムを開発する「サステナウォーター」が3,000万円調達

company

2023年11月30日、サステナウォーター株式会社は、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

サステナウォーターは、空気から淡水を生成するAWG(Atmospheric Water Generator:大気水生成装置)の事業化・量産化を目指しシステムの開発を行っています。

大気中の水分から省エネルギーで淡水を生成するシステムをインド(ベンガルール)のテクノロジーベンチャー企業との協業により開発し、日本国内で製品化を進めています。

今回の資金は、AWGの開発加速に充当します。


世界的な気候変動により、世界各地では干ばつや猛暑が深刻化し、それに伴い水不足の地域も増加しています。

「水」は、飲用や食料生産用など、人間が生きるために必要不可欠な資源です。水不足の深刻化は、生命の危機だけでなく、水のある地域との紛争といった社会的な問題に発展する可能性もあります。

こうした中、水不足は今後さらに深刻化し、2050年には約97億人になるとされる世界人口のうち、約半数が水不足に陥り、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。

水不足という世界的な問題に対応するには、テクノロジーの力を最大限に活用することが重要です。

水不足解決のためには、省エネルギー・高効率な小型浄水システム、水循環システム、大気水発生装置(AWG)などのシステムが注目されています。

AWGは、湿った空気や水蒸気などから水を抽出する装置です。通常は、冷媒や乾燥剤が利用されます。AWGは周囲に水源を必要としないため、より多くの環境で水不足を解決できる可能性があります。

テクノロジーによって社会課題を解決することを目指すビジネスでは、研究開発に必要となる資金をどう調達するかが問題となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Atmospheric Water Generator AWG サステナウォーター 大気水生成装置 技術 株式会社 水問題 淡水 環境 生成 省エネルギー 空気 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

インナーケア活動サポート分析サービスを手がける「PITTAN」が資金調達
2023年8月29日、株式会社PITTANは、資金調達を実施したことを発表しました。 PITTANは、分析化学の技術をベースに、 “理想の自分”の実現に不可欠なインナーケア活動サポート分析サービスを手…
クラウド人事労務ソフト提供の「SmartHR」が156億円調達
2021年6月8日、株式会社SmartHRは、総額約156億円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供しています。 雇用契約や、入社手続き、年末調整など…
【林野庁】「森林×ACTチャレンジ2025」森林の適切な整備・保全に貢献する優れた取り組みを顕彰
林野庁「森林×ACTチャレンジ2025」のご案内です。 森林の適切な整備・保全に貢献する企業等の優れた取り組みを顕彰する制度です。 森林づくり部門 令和5年度及び令和6年度の間に企業等が支援等をして行…
外国人材向けに進学・就職・生活支援サービスを提供する「Linc」が4億円調達
2023年9月25日、株式会社Lincは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Lincは、中国人向け進学Eラーニングサービス「LincStudy」、優秀層のインバウンド・タレントに特化…
データセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援する「FastLabel」が資金調達
2024年9月9日、FastLabel株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズB全体の合計調達額が12.5億円、設立からこれまでの累計調達額が約19.5億円となりました。 Fast…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集