注目のスタートアップ

「ピカブル」が資金調達 音声作品をクリエイターの声そのままに多言語翻訳する「ファンボイス翻訳」をリリース

company

2023年11月2日、株式会社ピカブルは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、「ファンボイス翻訳」を、2023年11月1日(水)にリリースしたことも併せて発表しました。

「ファンボイス翻訳」は、声優やVTuberなどが制作するボイス・ASMR作品を声はそのままに、多言語翻訳するサービスです。(2023年11月現在、英語・中国語・韓国語に対応)

独自の音声変換技術とネイティブのクリエイターネットワークを活用し、エンターテインメント領域に特化した表現力豊かで自然な発声の翻訳を実現しています。

初期費用はかからず、作品の売上から分配される仕組みであるため、資金力のない個人のクリエイターなどでも海外展開を図ることが可能です。

今回の資金は、開発人員の増強、多言語翻訳作品の生産数拡大に充当します。


近年、サブカルチャーの領域では、ボイスやASMRなどの音声コンテンツの人気が高まっています。

ボイス作品とは、一般的に聞き手に向けて語られるオーディオドラマのようなものです。

VTuberは、3Dや2Dイラストをアバターとして活動する配信者/動画投稿者なのですが、アバターを利用しているため動きなどに制約があります。音声作品はこうした表象に縛られない表現が可能であるほか、マイクがあれば作品の制作が可能であるため、多くのVTuberによって制作されています。

音声作品は「声」そのものの特徴も作品の魅力のひとつであるため、海外展開を図りたい場合は、演者その人が他の言語を話す、字幕をつける、リスナーが日本語を理解するといった限られた方法しかありません。

ピカブルがリリースした「ファンボイス翻訳」は、演者の声そのままに多言語翻訳するというユニークなサービスです。声質の近い海外声優で吹き替えを行い、その後独自の音声変換技術によってもとの演者の声に変換して翻訳を行っています。

事業の成長には資金調達を成功させることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ASMR BtoB VTuber エンターテインメント クリエイター ファン ボイス 作品 制作 声優 多言語 株式会社 翻訳 資金調達 音声 音声コンテンツ 音声作品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ビジマッチ」がワーケーション・メディア「TELETRA」をリリース
2020年12月10日、株式会社ビジマッチは、「TELETRA」をリリースしたことを発表しました。 「TELETRA(テレトラ)」は、仕事をしながら旅をする人をサポートするワーケーション・メディアです…
「アクル」が「エルテックス」と業務提携 ECサイトでのクレジットカードの不正利用対策を推進
2022年5月30日、株式会社アクルは、株式会社エルテックスと業務提携を開始したことを発表しました。 アクルは、不正検知・認証システム「ASUKA」を提供しています。 不正利用者を自動で検知して本人確…
バーチャルミュージックプロダクション「RIOT MUSIC」運営などの「Brave group」が13.7億円調達
2022年6月7日、株式会社Brave groupは、総額13億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社バーチャルエンターテイメントと、MateReal株式会社をM&Aに…
独自開発IoTデバイスを活用したOMOマーケティングなど展開の「アドインテ」が21.25億円調達
2020年6月8日、株式会社アドインテは、総額21億2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 独自開発したIoT端末「AIBeacon」を活用したOMOマーケティングや、リテール・メディ…
YouTube分析ツール「TUBERS」など提供の「クリエイターニンジャ」が資金調達
2021年12月16日、クリエイターニンジャ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 YouTube分析ツール「TUBERS」や、YouTubeマーケティングプラットフォーム、YouTube…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集