「面的地域価値の向上・消費創出事業」4次募集の補助事業者を採択

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2023年10月5日、中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」4次募集の補助事業者を採択したことを発表しました。

2023年9月15日を締切として応募のあった案件について、外部有識者による審査委員会において厳正な審査を行った結果、以下のとおり3件の事業を採択しました。

採択結果

都道府県 市区町村 事業者名 事業名
岐阜県 岐阜市 柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社
柳ケ瀬通2丁目商店街振興組合
日ノ出町商店街振興組合
その土地独自の暮らしや日常を観光の要素として見立てる「生活文化的観光地」を軸とし、新旧コンテンツが混在する商店街回遊を促進する事業
京都府 福知山市 福知山まちづくり株式会社
新町商店街事業協同組合
秋の福知山を巡って、味わって、楽しもう
大阪府 東大阪市 ジンジャモール瓢箪山商店街振興組合 次世代消費者たる子育て層や他地域の人々に向けた商店街回遊・滞在・消費活動喚起事業

「面的地域価値の向上・消費創出事業」は、コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復等が期待される中、商店街等が自らの魅力・地域資源等を用いて実施する滞留・交流空間整備や消費創出事業等を支援する補助金です。

また、地域活性化等の知見を有する専門家が伴走し、事業実施中における定期的な効果測定とそれに基づくアドバイス等を重ねることで、地域の面的な「稼ぐ力」の向上につなげます。

商店街は地域活性化の中心的な役割を担う主体のひとつとして注目されています。

商店街は大型モールの進出などによりその地位が弱体化し、以前の勢いを失ってしまっています。しかし、商店街はショッピングモールなどの画一的な消費体験とは異なる、地域社会に密着した独自の魅力を提供できるという特性があります。

この特性は、最近の消費者の価値観の変化(モノ消費からコト消費・トキ消費へ)と合致しており、巧みに商店街の魅力を引き出し、その価値を発信することで、商店街の存在価値を向上させることができるでしょう。

たとえば、地域特有の食文化、長い歴史を持つ店舗、文化遺産、ノスタルジックな町並みなど、未開発の資源が多く存在しています。こうした資源を有効に活用し、商店街全体の価値を高める取り組みが求められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

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カテゴリ 公募
関連タグ インバウンド 交流 伴走支援 助成金 商店街 地域資源 整備 滞留 空間 補助金 観光 面的地域価値の向上・消費創出事業
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令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」四次募集の補助事業者を採択しました

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