注目のスタートアップ

EV充電サービスを展開する「プラゴ」が協調融資による資金調達を実施

company

2023年9月15日、株式会社プラゴは、日本政策金融公庫 新宿支店、三井住友銀行、りそな銀行 池袋支店からの協調融資による資金調達を実施したことを発表しました。

プラゴは、オンライン予約・決済が可能なEV充電サービスや、視覚的ノイズを抑えた意匠性の高い充電機器、再生可能エネルギーで充電を行う仕組みの開発などを手がけています。

EVを選びたくなる環境づくりを目指し、ユーザー体験の設計のもと、EV充電設備・EVユーザー向けアプリの設計開発から、商業施設・ホテル・自治体などへのEV充電ステーションの導入を行っています。

今回の資金調達は、EV充電ステーションの普及、サービス拡大に向けた事業の推進を目的としています。


気候変動への対策の一環として、環境に負担をかけない電気自動車(EV)への移行が世界中で進んでいます。

日本は「2050年のカーボンニュートラル達成に向けたグリーン成長戦略」のもとEVの普及を推進しています。

この戦略では、2035年までに乗用車の新車販売を100%電動車に、商用車に関しては、2030年までに小型車の新車販売の20~30%を電動車に、2040年までには電動車や脱炭素燃料車を100%とすることを目標としています。

しかし、2022年の国内EV販売台数は、前年比2.7倍の約5.9万台と増加してはいるものの、乗用車全体に占める割合は1.71%(前年0.59%)と、まだ低い水準にとどまっており、EVの普及には課題が残っています。

国内におけるEVの普及が遅れている理由として、充電インフラの整備が追いついていないこと、急速充電においても15分~60分の充電時間がかかるため、長距離利用が制約されていること、地方地域では充電スタンドが限られ、利便性が低いことなどが挙げられます。

プラゴは、すべての充電において再生可能エネルギーを利用していること、環境・景観との調和を図った充電器のデザインにより環境ノイズを低減していることなどを特徴としています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB EV 予約 充電 充電スタンド 株式会社 資金調達 電気自動車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIカフェロボット「root C」やOMOソリューション事業を手がける「New Innovations」が54億円調達
2023年4月12日、株式会社New Innovationsは、総額約26.3億万円の第三者割当増資と、金融機関からの約27.8億円の融資、リース枠の設定等により、総額54億1,000万円の資金調達を…
「ライナフ」が遠隔からスマート・ロック/エントランスを操作・管理できる「スマートブッキング」をリニューアル
2020年5月15日、株式会社ライナフは、「スマートブッキング」をリニューアルして提供開始したことを発表しました。 「スマートブッキング」は、遠隔からスマート・ロックやスマート・エントランスを操作・管…
泡盛粕から美味しい食用藻「うま藻」をつくる「AlgaleX」が2.5億円調達
2023年10月25日、株式会社AlgaleXは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AlgaleXは、泡盛の粕から美味しい藻「うま藻」をつくるサステナブルフードテック企…
健康保険組合向けオンライン診療サービス提供の「メドケア」が資金調達
2020年3月2日、メドケア株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 健康保険組合向けオンライン診療サービス「Medically」を開発・提供しています。 生活習慣病を中心とする慢性疾患に特…
乳幼児向けインクルーシブブランド「IKOU」開発の「Halu」が1億円調達
2022年2月24日、株式会社Haluは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 障害のある子もない子も対象とする、乳幼児向けインクルーシブブランド「IKOU(イコウ)」を開発しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集