注目のスタートアップ

クラウドロボティクスプラットフォームを提供する「ラピュタロボティクス」と「JA三井リース」が資本業務提携

company

2023年9月7日、ラピュタロボティクス株式会社は、JA三井リース株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ラピュタロボティクスは、最先端の制御技術とAI(人工知能技術)を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発と、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。

製品・サービスとして、ピッキングロボット「ラピュタPA-AMR」、自動フォークリフト「ラピュタAFL」、自動倉庫「ラピュタASRS」を展開しています。

今回の提携により、JA三井リースはファイナンス機能や営業ネットワークをラピュタロボティクスに提供し、最新のテクノロジーを用いたDX推進による物流現場の課題解決に両社で貢献していきます。


製造業や物流倉庫では生産性の向上や省人化のため、テクノロジーの活用が進められています。

中でも自律ロボットは大幅な効率化につながるため、さまざまな現場で導入に向けた取り組みが進んでいます。

自律ロボットとはAIによって状況を判断し最適な行動を選択するロボットのことです。

たとえば、これまで工場や物流倉庫の工程間の搬送では、AGV(無人搬送車)が利用されていました。

AGVは、床に貼り付けた磁気テープなどを目印にして自動で走行する車両ロボットです。しかしAGVはAGV用の導線を設計しなくてはならないため、工場・倉庫のレイアウトをロボットのために変更する必要があります。

したがって導入にコストがかかるほか、導入できる工場・倉庫が限られていることが課題となっていました。

このデメリットを解決するのがAMR(自律走行搬送ロボット)です。

AMRはAIによってリアルタイムにルートを考えて移動するため、磁気テープなどの目印は必要ありませんし、また人間の存在も感知し最適な行動を取ることができるため、人間とロボットが同じ環境で働くことが可能です。

非効率的な業務はどのような業界にも存在します。こうした業務を効率化することで、大きく経営が改善することもあるため、サービスやシステムの利用・導入は非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のサービスの導入について詳しく解説しています。

また、抜本的なシステムの改善のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AMR BtoB JA三井リース クラウド ファクトリーオートメーション プラットフォーム ラピュタASRS ラピュタロボティクス ロボティクス 倉庫 工場 株式会社 物流 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」運営の「クラッソーネ」が8億円調達
2020年12月14日、株式会社クラッソーネは、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」や、解体工事向け営業支援システム「くらそうねbi…
ミドルマネジメント自動化クラウド「YARIKIRI」運営の「Betterbound」が8,000万円調達
2022年4月1日、株式会社Betterboundは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「YARIKIRI(ヤリキリ)」のβ版をリリースしたこともあわせて発表しました。…
感覚共有技術「BodySharing」の研究開発・事業開発を手がける「H2L」が資金調達
2023年3月30日、H2L株式会社は、トヨタ紡織株式会社をリード投資家とする資金調達を実施したことを発表しました。 H2Lは、感覚共有技術「BodySharing」の研究開発と事業開発を手がけていま…
カイコのバイオ原料の供給と研究開発を行う「Morus」が5,000万円調達
2022年1月5日、Morus株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Morusは、カイコ(蚕)のバイオ原料の供給と研究開発を行うベンチャー企業です。 カイコの品種改良…
政策づくりのDX「issues」が6,500万円調達
2021年11月1日、株式会社issuesは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 政策づくりのDXを推進する「issues 〜くらしの悩みをみんなで解決〜」を運営しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集