注目のスタートアップ

音声アドネットワーク「Audiostart」を展開する「ロボットスタート」が資金調達

company

2023年9月5日、ロボットスタート株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

これにより、累計調達額は4.65億円となっています。

ロボットスタートは、音声アドネットワーク「Audiostart」、音声業界専門メディア「Audiostart News」、ロボット業界専門メディア「ロボスタ」、ロボット・音声領域でのコンサルティング事業を展開しています。

「Audiostart」は、ポッドキャスト配信者とデジタルオーディオ広告を出稿したい広告主をつなぐアドネットワークです。

リスナーが音声コンテンツを再生・ダウンロードした際に、音声コンテンツの冒頭に広告を自動挿入して配信します。

今回の資金は、営業スタッフを中心とした人材の強化、広告代理店の提携拡大、システム開発などに充当します。


2014年頃から、米国ではインターネットラジオの一種であるポッドキャスト(Podcast)の人気が高まっています。

ポッドキャストはある企業のサービス名というわけではなく、インターネット上に音声データをアップロードし、RSSを通してWWW上に公開・聴取するその仕組みのことです。

iPhoneやAndroidのスマートフォンにもポッドキャストを聞くことができるアプリが標準でインストールされているほか、高いシェアを持つ音楽ストリーミングサービスであるSpotifyでもポッドキャストが配信されており、人びとは多様な経路からポッドキャストにアクセスすることが可能です。

ポッドキャストやラジオなどの音声コンテンツは、何か作業をしながら聞けるという「ながら聞き」が可能であるという大きな特徴を有しています。

米国では通勤などでクルマ移動をすることが多いことから、こうした音声コンテンツが拡大しているという分析もあります。

日本ではコロナ禍によってテレワークが普及しましたが、この時期にはラジオの聴取時間が増えたというデータもあります。

こうした音声コンテンツへの注目の高まりにより、日本でも音声コンテンツに特化したサービスがいくつか登場しています。

また、音声コンテンツは他メディアよりもCMに対するユーザーの印象が良いという特徴があります。ほかにもラジオCMでは、個性やストーリーを重んじる独自のクリエイティブが発展してきています。

こうした背景から、デジタルオーディオ広告を出稿することを考える広告主も増加してきています。

音声コンテンツは、ビジネスのPRの場としても有効かもしれません。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

また、大規模なPR・マーケティングに取り組む場合は資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Audiostart BtoB アドネットワーク オーディオ コンサルティング デジタル ネットワーク ポッドキャスト ラジオ ロボスタ ロボット ロボットスタート 出稿 専門メディア 広告 株式会社 資金調達 配信者 音声 音声コンテンツ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ワークシェア・サービス提供の「タイミー」が20億円調達
2019年10月31日、株式会社タイミーは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ​応募や面接不要で、すぐに働くことのできるワークシェア・サービス「タイミー」を展開しています。 201…
ハウス・クリーニング「リブロス」の小規模店舗・一般家庭向け予防除菌サービスがコロナ収束まで値下げ
2020年5月8日、コアーズ株式会社は、「リブロス」が提供する小規模店舗や一般家庭向けの予防除菌清掃サービスを値下げすることを発表しました。 「リブロス」は、ハウス・クリーニング、カー・クリーニング専…
蓄電池検査システムなどの実用化を目指す「Integral Geometry Science」が45億円調達へ
2024年1月23日、株式会社Integral Geometry Scienceは、総額約45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達は、SBIインベストメント株式会社を引受先とした…
灯油自動発注配送管理システム「GoNOW」提供の「ゼロスペック」が2.3億円調達
2020年11月11日、ゼロスペック株式会社は、総額約2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 灯油の自動発注配送管理システム「GoNOW」を開発・運営しています。 顧客の灯油タンク…
AI導入コンサルテーション事業など展開の「調和技研」が3億円調達
2020年5月19日、株式会社調和技研は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI導入コンサルテーションを中心に、AI研究開発・実装・運用、AIエンジンの提供、AI技術者の人材育成を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集