【東京都】「スタートアップ社会実装促進事業 (PoC Ground Tokyo)」実証実験を行うスタートアップを募集

subsidy

2023年9月6日、東京都は「スタートアップ社会実装促進事業 (PoC Ground Tokyo)」について発表しました。

東京都は、イノベーションを生み出し、社会変革を促すスタートアップの実証実験をサポートし、スタートアップの成長を着実に支援する「スタートアップ社会実装促進事業 (PoC Ground Tokyo)」を実施しています。

2023年度第1期の募集が開始されました。

主な応募要件

(1)革新的なアイデアに基づくビジネスモデルにより、新たなビジネス領域で成功し、急速に成長することを志向するスタートアップ等であること。
(2)応募時点で創業後10年未満であること。
(3)東京都内において事業展開を行っている、または行おうとしていること。 など

募集期間

・2023年8月23日(水)~9月11日(月)

募集する実証実験

(1)既に事業モデル及び実証するための製品やサービスがあり、それについて実証したい仮説構築ができていること
(2)以下の3分野を本事業の重点領域とし、原則、これに関わる事業の実証実験であること
 (ア)サステイナブル(環境)
 再生可能エネルギーの利活用やゴミ処理、食品ロスへの対応等の、エネルギーや環境に関わるソリューションを提供する事業
 (イ)レジリエンスリカバリー(生活様式)
 働き方やライフスタイル、インフラなど日常生活や習慣に関わる分野において、新しい生活様式や社会の仕組みを提供する事業
 (ウ)X-Tech(クロステック)
 科学・工学、食・農業、教育、医療、金融、情報・通信等の既存産業において、新しい技術(AI、IoT、ビッグデータ、ブロックチェーン等を含む)を活用して、課題解決や新たな価値の創造に取り組む事業

期間

・実証実験の期間については、原則今年度内に実証結果の実施までを行うこととします。
・ピッチ審査後、準備が整った企業から実証実験を始めます。

費用

・実証実験の実施にかかる費用について、審査を行った上で決定・支援します。
・1社あたりの上限費用は1,000万円程度となります。


PoC(実証実験、概念実証)は、新たな技術・理論・ビジネスアイデアの実現可能性を検証する作業です。

もしPoCを実施しないまま、プロダクトやサービスを作り上げたあとに、そのプロダクトやサービスが実際の市場や環境では成り立たないことがわかると、大きな損になってしまいます。したがってPoCを実施し、アイデア実現のための課題を洗い出し、磨き上げていくことが重要なのです。

一方、スタートアップなどが手がける革新的なビジネスアイデアは、自社のリソースだけでは実証実験を行うことができないこともあります。ほかにも、法律の制限などによって実施できないアイデアもあることから、こうしたアイデアの場合は、自治体などに力を借りなければなりません。

「スタートアップ社会実装促進事業 (PoC Ground Tokyo)」は、こうしたスタートアップの実証実験をサポートする支援事業です。

東京都による実証実験のサポートを必要とするスタートアップは、ぜひ活用を検討しましょう。

新たなビジネスでは、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

また、ビジネスアイデアをサービス・プロダクトとして磨き上げていくには、資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ PoC イノベーション スタートアップ スタートアップ社会実装促進事業 (PoC Ground Tokyo) 実証実験 支援 東京都
詳細はこちら

【東京都】実証実験を行うスタートアップを募集します!

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「クラサポ」 一級建築士が火災保険申請をサポートする新サービス「プロレバ」をリリース
2022年3月8日、クラサポ株式会社は、「プロレバ」をリリースしたことを発表しました。 「プロレバ」は、一級建築士が火災保険申請をサポートするサービスです。 一級建築士のサポートにより、火災保険加入者…
「J・Grip」が小規模事業者に向けて資金繰りを支援する「Azassu powered by FREENANCE」の提供を開始
2020年10月22日、株式会社J・Gripは、GMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供する「FREENANCE(フリーナンス)byGMO」のOEM提供を受け、2020年10月22日から「Aza…
「hypex」がVCのJAFCO投資先向けに「スタートアップ採用広報支援VC連携プラン」を提供開始
2021年8月23日、株式会社hypexは、ジャフコグループ株式会社と、JAFCO支援先のスタートアップを対象とした採用広報支援において連携することを発表しました。 スタートアップの成功のためには、限…
【東京都】「高齢者向け新ビジネス創出支援事業」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「高齢者向け新ビジネス創出支援事業」について発表しました。 東京都が設定した高齢者向けビジネスにおける支援テーマに沿い、都内の中小企業者等が開発・改良す…
「ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム」中間とりまとめが公表
2024年4月25日、厚生労働省は、「ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム」の中間とりまとめを公表しました。 「ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集