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自律移動型ロボットを開発・製造・提供する「SEQSENSE」が17.9億円調達

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2023年8月18日、SEQSENSE株式会社は、総額17億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

SEQSENSEは、自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っています。

2023年8月現在、自律移動型警備ロボット「SQ-2」を中心にサービスを展開し、全国で約40台のロボットが実稼働しています。

「SQ-2」は、独自のセンサー技術や経路計画機能などのテクノロジーを駆使した自律移動型のセキュリティロボットです。警備対象の詳細な3次元マッピングや、移動物体・歩行者の認識、日常と異なる環境変化の検出などを可能にします。さらに、遠隔指示により各種警備業務(巡回・立哨・動哨)が可能です。

保有する自律移動技術を他領域で活用するため、事業パートナーと共同事業を展開しています。2022年から、川崎重工とともに屋内配送向けサービスロボット「FORRO(フォーロ)」の開発・事業化に取り組んでいます。このロボットは、2023年7月から藤田医科大学でのトライアルサービスを開始しています。


国内ではさまざまな領域で少子高齢化に伴う人手不足が深刻化しています。

たとえば警備業界は労働条件が他業界と比較して劣る場合が多く、他業界よりも人手不足が深刻となっています。

厚生労働省によると、2022年12月時点の保安業の有効求人倍率は7.43倍と非常に高い倍率となっています。

警備業では24時間警備が必要な現場も多く、早朝・夜間勤務といった条件も一般的です。また、体力面でも能力が求められることから働くことができる人材が限られています。

こうした背景から、警備業界ではロボットなどの最先端テクノロジーのニーズが高まっています。

自律移動ロボットは、自身で人間・障害物を判断して移動するロボットであり、高度なAI技術を搭載しています。同時にカメラによって周辺環境を解析することで、異常の発生や発生する可能性などを検知し、警備員の補完あるいは代替として機能します。

SEQSENSEは、警備業界の人手不足の解決策として、自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っています。

AIはこれまで不可能だったシステムを実現しています。ビジネスによって非常に有効なシステムもあるため、導入を検討するとよいでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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