「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金 4次募集が開始

subsidy

2023年8月15日、中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の4次募集の開始を発表しました。

コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復等が期待される中、商店街等が自らの魅力・地域資源等を用いて実施する滞留・交流空間整備や消費創出事業等を支援する補助金です。

また、地域活性化等の知見を有する専門家が伴走し、事業実施中における定期的な効果測定及びそれに基づくアドバイス等を重ねることで、地域の面的な「稼ぐ力」の向上に繋げます。

補助対象事業者

・商店街等組織
・民間事業者と商店街等組織の連携体

補助事業

(1)専門家による伴走支援
専門家が事業効果等を定期的に確認しながら面的に伴走支援
(2)消費創出事業
回遊促進事業、体験事業、交流事業、ブランディング、情報発信強化 など
(3)滞留・交流空間整備事業
空き地・空き店舗の利活用、店舗等の機能転換、歩道等の利活用、景観整備(統一化) など

補助率・補助額

・上限3,000万円(下限200万円)・経費の2/3

募集期間

・2023年8月15日(火)~2023年9月15日(金)15:00


商店街は地域活性化の核心的な役割を担う要素の一つです。

近年、商店街は大型モールの進出などによりその地位が弱体化し、以前の勢いを失ってしまっています。しかし、商店街はショッピングモールなどの一般的な消費体験とは異なる、地域社会に密着した独自の魅力を提供できるという特性があります。

この特性は、最近の消費者の価値観の変化と合致しており、巧みに商店街の魅力を引き出し、その価値を発信することで、商店街の存在価値を向上させることができるでしょう。

たとえば、地域特有の食文化、長い歴史を持つ店舗、文化遺産、ノスタルジックな町並みなど、未開発の資源が多く存在しています。こうした資源を有効に活用し、商店街全体の価値を高める取り組みが求められています。

「地域価値向上と消費喚起の事業」は、こうした商店街の取り組みを補助金と専門家による伴走支援によって支援する事業です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ インバウンド 交流 伴走支援 助成金 商店街 地域資源 整備 滞留 空間 補助金 観光 面的地域価値の向上・消費創出事業
詳細はこちら

令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の四次募集を開始します

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」15次締切 7/28締切
2023年4月19日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」15次締切の公募開始について発表しました。 「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金…
「新たな麦・大豆流通モデルづくり事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「新たな麦・大豆流通モデルづくり事業」の公募の実施について発表しました。 輸入先国における不作、新型コロナウイルスの感染拡大、ロシアのウクライナ侵略を始めとする国際情勢の変化等…
【東京都】「サイバーセキュリティ対策促進助成金」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「サイバーセキュリティ対策促進助成金」について発表しました。 中小企業者等が自社の企業秘密や個人情報等を保護する観点から構築したサイバーセキュリティ対策を実施する…
【東京都】令和6年度第2回「創業助成事業」(申請期間:9月25日(水)~10月4日)
「創業助成事業」のご案内です。 東京都および公益財団法人東京都中小企業振興公社は、都内で創業予定の個人または創業から5年未満の中小企業者等に対し、賃借料、広告費、従業員人件費、市場調査・分析費等、創業…
【東京都】第1回「設備投資緊急支援事業」 2024年問題対策に取り組む中小企業の機械設備導入を支援
東京都は、第1回「設備投資緊急支援事業」の募集を開始したことを発表しました。 働き方改革関連法の時間外労働の上限規制が本年4月から運送・物流、建設業等にも適用されることにより運送・物流、建設業界で人手…

大久保の視点

「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
「ZOHOLICS Japan 2024」ゾーホージャパン社長コメント&創業手帳大久保登壇の模様
「Zoholics(ゾーホリクス)」は、「Zoho CRM」などのビジネスソフトウェアを提供するゾーホージャパン株式会社が毎年開催しているビジネスイベントで…
(2024/9/20)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集